野口夫妻の秘密。
そして希美の告白---------!!
ようやく事件の闇の部分が見えてきました。
何故西崎が奈央子と親しくなったのか?
その理由が判明し、事件の核心に近づいた感じかなぁと。
希美の前に現れた高野。
逃げられないと観念したか、話をすることにした希美は彼を家の中へ招き入れる。
高野が気になっていたのは安藤の言葉。
火を恐れる西崎が燭台を持てるはずがない。
希美と再会の挨拶もそこそこに今も成瀬と連絡を取っているのかと問う高野。
答えは勿論NO。
それに事件の前に久しぶりに再会した際も、レストランで働いているという話を野口にしてしまったがためにたまたま遭遇してしまっただけ。
「成瀬くんがあの場にいたのは偶然です」
「本当に偶然やったんか?」
さざなみの火事の時もそうだった。
未成年だった二人に話を聞けなかったことを悔やむ高野。
そして2003年。
雨が降る中、希美を待つ奈央子を不憫に思ったか・・・西崎はタオルと雨宿の場を奈央子に提供する。
自分は野原の部屋に避難。
待っている間、そこで西崎の小説を偶然読んでしまう奈央子。
「トリはあなたなんでしょ」
そう西崎に告げ、去って行く奈央子。
その頃、成瀬が捕まったという事で、高野に電話がかかってくる。
慌てて東京へ迎えに行く高野。
何も聞かずに食事を驕ってくれる高野に、迷惑かけてごめんと頭を下げる成瀬。
それでも高野以外の頼れる人がいなかったのだ。
鼻をすすりながらごはんをかきこむ成瀬に、ええよと言ってやる成瀬だった・・・。
結局は面倒見がいい人なんだろうな。
放っておけない気持ちの方が強いから、助けてしまうんだろう。
さて、前回意味深だった野口の条件。
どうやら野口は情報提供の見返りに希美に将棋のブレーンになってほしいという条件を出してきたよう。
負けるのが嫌な野口は、希美の知恵を借りて将棋の勝負に挑む事にしたよう。
相手は勿論安藤。
自分でよかったらという希美。
そんな希美に西崎は奈央子の事を尋ねる。
最初は少しだけ気になっただけだったろう。
だが、彼は頻繁に希美を訪ねてくる彼女に、何か自分に似たものを感じたのかもしれない。
トリを自分だと見抜いた彼女もまた・・・。
希美を訪ねてくるたびに偶然会ってしまう西崎は、奈央子の事が気になっていく。
そして、寮に入る事になった安藤は、野バラ荘を出て行くことになる。
最後の新年。
希美と安藤は一緒に初詣に行き、人ごみにもみくちゃにされてしまう。
手を繋いだ二人。
願い事は、お互いのためのもの。
落ち着いたら迎えに来る。
そう言っておいてという安藤に、西崎は言う。
「杉下にはな、明るいところに連れてってくれる男がいいんだ。
罪の共有とかじゃなくてな。
誰にも知られずに相手の罪を半分引き受ける。
相手にも知られずに黙って身を引く。
それが杉下の究極の愛だ」
「黙ってかばってやったとかそういうこと?
そんなのただの自己満足だろ。
俺だったら黙ってないで一緒に警察行ってやるよ」
「刑務所に入ることになったら?」
「待つ。
それでできる限りのことをしてやる」
「まったく。
君の人生は正しくて美しいな」
まぶしい存在だった安藤。
就職も決まり、大きな会社で自分を磨くことが出来る安藤の未来は明るいだろう・・・。
自分と違って。
一方、成瀬はもう一度自分の将来を見直すために大学を退学することに。
もう一度最初から始める決意をしたよう。
そして一流のレストランの厨房で働くことに。
だが、希美の方は就職活動がうまくいかない。
そんな希美に安藤は最後に今までの借りを返すと、ずっと乗りたかったゴンドラに乗せてくれたのだ!!
ゴンドラに乗って高いビルの窓掃除をしたい。
だから清掃会社でバイトしたのだ。
その夢を叶えてくれた安藤。
そして、二人が見た朝日。
「やっぱり島とは全然景色が違う。
ちゃんと私の足元は世界の果てまでつながってる。
何もない狭い世界で人生を終えなくて済む。
そう思うのって
生きてくエネルギーだよね」
「今見えてんのはさ、世界のほんの一部なんだよな」
「もっと広い世界に出て行くんだもんね」
希美もまた新たな一歩を歩くことを決めた。
食べたい分だけ食事を作る。
もうタッパに入れて冷蔵庫の隙間を埋めたくない。
母も無事に再婚したようだし、希美もようやく前向きに生きる事を選び始めた。
だが・・・近くに寄ったからと、今日も奈央子が希美を訪ねてくる。
その時、外へお茶しに行きましょうと誘われ出た所、そこであの女が使っていたのと似たドレッサーを見つけてしまう。
思い出したくもない悪夢。
その視線を勘違いしてしまった奈央子は、なんと希美宛てにそのドレッサーを贈ってくれたのだ!!
恐怖する希美。
下は見ない。
そう思っていたのに・・・。
蘇るあの女の言葉。
そして追い詰められた母もまた田舎の家に不似合なドレッサーを持っていた。
苦しい気持ちを想いだし、眠れない希美。
ありがた迷惑な話。
断れないだけにつらいよねぇ。
自分の中のトラウマ的思い出なわけだし。
ま、奈央子にすれば心の内をすべて明かしてくれない希美のためを思っての事だったんだろうけど・・・悪意がないだけにこれは難しいねぇ。
そして旅立つ安藤。
引っ越しのトラックを見送る希美と西崎。
<明るい方に向かっていた>
<暗いところには戻らない>
<もっと明るいかげりのない場所へと>
<歩き出していた…>
<はずだった>
そしてその日。
またも希美を待ちぼうけしている奈央子の姿が。
西崎は彼女のためにお茶を用意してくれる。
だがその時、奈央子は、言葉にできないほどの気持ちをぶつけられたことはあるかと、服をずらし、西崎に自分の肩を見せてみせたのだ!!
そこには-----------酷い暴力を受けた跡があったのだ!!
野口はDV男だったのか。
しかも服で隠れる場所しか狙わないあたりが巧妙。
優しく妻思いの旦那さんの顔は表面上だけだったのか。
しかもそれを愛だと思っている奈央子。
「あなたはどうして逃げてきたの?」
そう言って西崎の服を前をはだけた奈央子。
「あなたを愛してくれたのは?」
「母親」
蘇る悪夢。
西崎の体にも、無数の傷ややけどの跡が残されていた。
母親は愛しているといいながら暴力を振るった。
何度も何度も僕の事が好き?と尋ねた。
まさに傷をなめ合う行為だった。
残された傷痕が愛だと思った二人。
だからこそ互いを理解できる。
深みにはまるのも一瞬だったろう。
その頃・・・野口の関わっている油田プロジェクトが大きな損失を被ってしまう。
困った立場に立たされた野口。
更に西崎と奈央子はあれ以来深い関係になってしまったよう。
その情報がどこからか漏れたか・・・社内に奈央子が不倫しているというメールが出回ってしまったのだ!!
そして、久しぶりに野口の家を訪ねた希美と安藤。
すると・・・なんと野口の家の扉の外側にチェーンが取り付けてあったのだ!!
それを不審に思う希美と安藤。
二人が来てくれて嬉しいと大歓迎してくれる奈央子。
だが・・・体調不良が続く奈央子は今度よくなったら一緒にミュージカルでも見に行こうと希美と話をしていたのだが・・・。
安藤と将棋をさしていた野口の駒を打つ音がやけに響く。
どんどん顔色が悪くなり、呼吸が荒くなっていく奈央子。
・・・完全に発作だよなぁ。
長袖を着ている奈央子の体にはきっと酷い傷が出来ているのだろう。
恥をかかされたとか、折檻されたのは目に見えている。
携帯も解約させられて、まさにかごの中の鳥状態の奈央子。
玄関のチェーンは病んでるなぁって思ったわ。
そして現在。
西崎はあの部屋から奈央子を連れ出そうとしていたのではないのか?
あの日の真実を語って欲しいと願い出る安藤。
そして、彼は希美にプロポーズをする。
だが戸惑う表情を見せる希美・・・。
そして希美は再び高野に話があると自分から呼び出す。
なんと、希美は胃がんだというのだ!!
しかももって1年の余命宣言を受けたと。
だから高野と話が出来る内にすべてを話すという希美。
2004年12月24日。
あの日、何があったのか-----------。
チェーンはあの事件があった日は、外れていたと成瀬は証言した。
だが、安藤はチェーンはかかっていたと高野に告げたのだ。
だがあの時。
外側から鍵をかけたのは---------安藤だった・・・。
西崎は奈央子を救おうとしていた。
成瀬はデリバリーを持ってきただけ・・・という証言は確かにつじつまは合う。
でも、嘘は誰がついているのか?
真実にするための嘘とは。
西崎が犯人でないとすると、安藤しかいないわけだよなぁ。
成瀬と希美の関係に嫉妬したとか?
共有する愛に自分も混ざりたいとか。
野口夫妻の闇。
エリートだからこそのはけ口だったんだろう。
これで見えた部分も増えた。
でも、ここにきて希美が病宣告って・・・(><)
それすら嘘じゃないのか?とか疑いたくなるわ。
希美が語る話はどんなものなのか?
次回だね。
杉下希美…榮倉奈々
成瀬慎司…窪田正孝
安藤望…賀来賢人
西崎真人…小出恵介
高野夏恵…原日出子
宮下由妃…柴本幸
成瀬周平…モロ師岡
成瀬瑞穂…美保純
杉下洋介…葉山奨之
杉下晋…光石研
杉下早苗…山本未來
野口貴弘…徳井義実
野口奈央子…小西真奈美
高野茂…三浦友和
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