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Schroedinger'sキャットのサバイバルあるいはあたしのスラップスティックな冒険 vs 地球

Schroedinger'sキャットのサバイバルあるいはあたしのスラップスティックな冒険 vs 地球

推理実話「わたしの悲劇」

「わたしの悲劇」

いきなりですが…

読者への挑戦状 (ジャーン!)

ミステリの古典的作法にのっとり、わたしはみなさんに挑戦します

以下のモノローグを読み、
昨日わたしを見舞った悲劇、
ソレがどのようなものであったか推理してみて下さい

分かった方も、分からなかった方も
遠慮せずコメントしてって下さいね~

では被害者の話をどーぞ!

     ★彡

――ええ、本当の話です
昨日、いつものように図書館に本を借りに行ったんです

あらかじめ図書館のWEBサイト上で本を予約しておいて、
それを取りにいったんです

だから図書館に行っても、
館内をウロウロ歩き回って目的の本を探す必要はありません

図書館の<貸出しカウンター>で
「予約してたんですけど」って言えば、
係の人が取り置きしといてくれた本をすぐに出してくれます

とても便利なシステムです

     ★彡

だから昨日も図書館に行ったら

まず<返却カウンター>で借りていた本を返し、
次に<貸出しカウンター>で本を借りて、
その後すぐに図書館を出ました

昨日借りた本ですか?こちらの本です

世界の美術家500過ぎ行く風はみどり色Xの悲劇改訂y-nohigeki

<貸出しカウンター>に行ったら、係の人が本を出してくれて
「こちらの本でお間違えないですか?」って聞いてきて

わたしちゃんと見もせずに「はい」って答えたんですよー
だって今まで間違った本を渡されたことなんて無かったし

そもそも、係の人だって間違ってるなんて思っちゃいないんです
マニュアル通り喋ってるだけなんだから

     ★彡

だからいつも通り、普通に借りる手続きして図書館を出たんですよ

ただ…図書館を出た時に「ん?」って
何ていうか、違和感を感じたんですよ
なんか変だなって

だからその時にしっかり確認すれば良かったんですけど…
あぁ…まさか家に帰ったら悲劇がまってるなんて…

     ★彡

ど~ですか?
わたしが見舞われた悲劇、分かりました?

     ★彡

謎が解けた方は
「わたしの悲劇」解答編へ

もしもあなたが謎を解けなかったならば
「わたしの悲劇」第2の挑戦状に進んでください

















「わたしの悲劇」第2の挑戦状

     ■□■

   WARNING!!
コレは続きになります
「わたしの悲劇」をまだの方はそちらから先にご覧下さい

     ■□■

前のだけでは難しすぎた気がしてきましたので
というか、わたしと同じ失敗をしたことがある人じゃないとムリ
(ダメ作者)

そのため、大急ぎでヒントを作成
そのため、より真相に迫れるべく続きを書かせて頂きました

以下のモノローグを読み、
昨日わたしを見舞った悲劇、
ソレがどのようなものであったか推理してみて下さい

では続きの話をどーぞ!

     ★彡

――ええ、探偵さん聞いてください!

家に帰って図書館で借りてきた本を鞄から取り出し、
その表紙を見ました

その時、わたし図書館で感じた違和感の正体に気がついたんです

世界の美術家 過ぎ行く風はみどり色 20060322 y-nohigeki

表紙を見た時、アレ!?
これはまさか…

だって表紙のテイストがソレっぽいし
それに通常ありえないものが書かれてる

それで中を開いてみたら「やっぱり!」
あぁ…なんという悲劇…

     ★彡

――ええ、話はコレで全部です

でも、犯人はきっとわたし自身なんです
たぶん予約するときに…
だって複数の出版社から出ているし間違えるコトもあるかなって

仕方がないからもう一度、図書館に行きます
そうしないと順番…え?わたしに子供がいるかですって?
子供はいませんし、結婚もしていません(fin)

     ★彡

それではここでミステリの古典的作法にのっとり、
再び有名なあの言葉を!

読者への挑戦状

名探偵のみなさまへ(煽)
わたしはみなさまに挑戦します!

この中に一冊、わたしを悲劇に導いた本が混ざっています
それはどれでしょう?

<ここで答えるべきは以下の2点です>
1.本の名前
2.その理由

もはや謎を解く鍵はあからさまなかたちで提示されています★

江戸川乱歩の少年探偵団とか好きだった人なら、
一瞬で分かっちゃいますねー

分かった方も、分からなかった方も
遠慮せずコメントしてって下さいね~

     ★彡

では、謎が解けた方も、
そうでない方も「わたしの悲劇」解答編へどうぞ

















「わたしの悲劇」解答編

     ■□■

   WARNING!!
 コレは続きになります
 ・「わたしの悲劇」
 ・「わたしの悲劇」第2の挑戦状
 ・「わたしの悲劇」解答編
 の順番にご覧下さい

     ■□■

みなさまの灰色の脳細胞に挑戦すべく行ったこの企画
正しい答えに辿り着かれたでしょうかー?

やはりミステリの古典的手法にのっとり
探偵役が、みなさまの前にて解答編をご披露します

さぁ、ヘイスティングス君!
みなさまをお部屋の方へ集めてくれたまえ

     ★彡

――みさなま、お集まり頂きましてありがとうございます!

いよいよ探偵役兼被害者兼犯人
であるところのわたしが真相を語る時が来ましたね

     ★彡

まず最初に違和感を感じたのは図書館を出たときでしたが
家に帰って鞄から借りてきた本を取り出したときに
その違和感は決定的なものとなりました

なぜかマンガみたいな表紙の本がある!

20060322

そうです!
このポプラ社版「Xの悲劇」こそ、
わたしを悲劇に追い込んだ真犯人だったのです!(ババーン)

     ★彡

わたしは「Xの悲劇」を今までに読んだコトがありませんでしたが、
有名なミステリであるというコトは知っていました

それでこの表紙を見たとき、頭の中で「ミステリ」と「マンガみたいな表紙」という二つの事柄が結びつき、ある閃きに達したのです!

ミステリ + マンガみたいな表紙 = ジュブナイル!

ジュブナイル
つまり原作を子供向けに改変したモノじゃないの、コレは???

     ★彡

その推理を裏付けるかのように、表紙には

文 越智道雄/越智治美

の一文

「なんだよ~この『文』ってぇのは」

との言葉がわたしの口からもれたのは言うまでもありません(笑)

そして本を開いたわたしの眼に飛び込んできた大きな活字

そう、コレはやはりジュブナイルだったのです…

     ★彡

――以上が今回、わたしの身に降りかかった悲劇の全貌です

モチロン!犯人であるところのポプラ社版「Xの悲劇」は、
直ちに図書館へと送り返され
20060326
と交換されましたよー(笑)

だって「Xの悲劇」読まないと、
順番的に「Yの悲劇」に読めないんだもん

     ★彡

ど~でしょう?
みなさん楽しんでいただけましたかー?

わたしはコレをUPした後に、
みなさんが書き込んでくれたコメントを読むのが楽しみ~♪
謎は解かれてるかな~(嬉々)



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