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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2010年07月04日
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ネオ・クラシカル・メタルなインスト・ナンバーの衝撃 ~その2~


 「ブラック・スター」に続き、今回もまた同じイングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie J. Malmsteen)のソロ・デビュー・アルバム『ライジング・フォース』からの曲、「ファー・ビヨンド・ザ・サン」である。この曲も前回の「ブラック・スター」同様、インスト曲で、アルバム中では1曲目と2曲目に並んで収録されている。

「ブラック・スター」はゆっくりのテンポで抒情的なメロディを聴かせるタイプの曲であった。これに対し、同じアルバムで続く2曲目にあたる「ファー・ビヨンド・ザ・サン」は、のっけから硬派なロック的アタックで始まるナンバーだ。だからといって、HR/HMの世界から見て、必ずしもスタンダードな演奏のみというわけではない。随所で音階を一気に駆け昇ったり降りたりするイングヴェイ得意の早弾きフレーズも披露されていて、彼の特徴であるクラシカルな音階が上手く活かされている。

 曲のメインとなるメロディは典型的ロック調である。あくまで基本はこれであって、そこにクラシカルな音階(各フレーズの終りに来ることが多い)が組み合わされている。ドラムは良くも悪くも単調で、シンセがかなりの部分バックで鳴り続けている。つまり、ロックの曲としてはどちらかと言えばシンプルな作りといっていいと思うのだけれど、最終的に曲全体としてこれだけ目新しいのは、イングヴェイのギター演奏ゆえということになる。つまり、究極的にはイングヴェイのギター・インストの“独り舞台”的な曲なわけだ。彼のギターを聴いたことがない、どんなものか知りたいという人がいるならば、個人的には、真っ先にこの曲を最初に聴くことをお勧めする。

 こう言うと「ファー・ビヨンド・ザ・サン」はイングヴェイ入門者用の曲かと思われるかもしれないが、まったくそういうことはない。バンド演奏としての出来という点では、『オディッセイ』などの作品もいいのだけれど、ギター演奏に限り、1曲だけイングヴェイをよく表している演奏を選ぶのなら、間違いなくこの曲がいちばんだと思う。とにかくカッコいい。イングヴェイの演奏スタイルもっとも典型的に表していて、なおかつ、他作を聴いてもやっぱり彼のギター・プレイの代表作として聴き続けられる。つまり、(老若男女とは言わないまでも、)初めてイングヴェイを聴く人から、ずっと聴いている人までみんなが楽しめる(そしてきっと多くの人にとっていちばんのイングヴェイのお気に入りになるであろう)、そんな1曲がこの「ファー・ビヨンド・ザ・サン」だと言える。



[収録アルバム]

Yngwie J. Malmsteen's Rising Force (1984年)


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Last updated  2010年07月12日 06時04分30秒
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