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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2011年08月14日
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テーマ:洋楽(3285)

暑い日が続くので、何か夏らしい曲を… 


 それにしても、暑い日が続きますね。こんな時は涼しい音楽を聴いて気分だけでも涼むのも一興ですが、今回はその逆を行って、敢えて“夏らしい曲”でも聴いてみましょうか…。

 というわけで、今回はド定番の夏の代表曲を取り上げてみたい。

 ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)は1961年に結成された米国のロック・バンド。結成から今年で半世紀だが、形式上は未だ解散していないが、オリジナルメンバー5人のうち2人は既に故人で、中心メンバーだったブライアン・ウィルソンも個人で活動している。

 そんなビーチ・ボーイズにとって最初の本格的ヒットとなったシングル曲がこの「サーフィン・U.S.A.(Surfin’ USA)」である。1963年初頭に録音され(ってことは、この夏らしい曲のレコーディングは冬場に行われたことになる)、同年3月初めにシングル発売。同月末にはこの曲を含むアルバム(『サーフィン・U.S.A.』)もリリースされた。シングル曲としては全米3位となり、同名のアルバムもチャート2位に入って、ビーチ・ボーイズのブレークとなった。

 有名な話ではあるのだが、この「サーフィン・U.S.A.」という曲は、実は“パクリ”である。いや、この言い方がよろしくないなら、“替え歌”と言ってもよい。原曲は、チャック・ベリー(ロックの元祖として有名で、現在も84歳で現役続行中)の「スウィート・リトル・シックスティーン」である。実際、「サーフィン・U.S.A.」の発表後にチャック・ベリーは訴えを起こし、結果として、この曲の共作者としてクレジットされることに落ち着いた。

 “替え歌”にせよ、それを“パクリ”と呼ぶにせよ、真にオリジナルとは言い難いこの曲が、何ゆえにそれほど人々に受け入れられ、50年近く経過した今でも夏になったら聞こえてくるような定番曲となったのだろうか。その答えは、ブライアン・ウィルソンの才能に尽きると思う。独創的アレンジ、コーラスを重ねて入れた工夫、そして、短い曲の中にサーフィン・サウンド的要素をうまく詰め込んでいる。“オリジナルじゃないからよくない”といった本質論は、少なくともこの曲には通用しない。ブライアン・ウィルソンと言えば、これよりも何年か後の『ペットサウンズ』(1966年)や、一度は制作を途中で断念してお蔵入りになりながらも37年後に完成させた『スマイル』(2004年)などの芸術性が評価される。けれども、その芸術性の片鱗は、実は早々にこの曲で示されていたと言えるのではないかと思う。



[収録アルバム]

The Beach Boys / Surfin’ USA (1963年)
その他、各種編集盤にも収録。


 ↓せっかくなので、同名アルバムのジャケ写真も載っけておきます。いかにも“サーフィン”なジャケットで気分だけでも涼んでください(笑)。↓


       
     ビーチ・ボーイズ/サーフィンUSA






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Last updated  2011年08月14日 08時06分48秒
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