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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2012年09月14日
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溢れる創作意欲、爽快な新世紀の夜明け


 ライアン・アダムス(Ryan Adams)は、1974年アメリカ合衆国(ノースカロライナ州)出身のシンガー・ソングライター。このブログに何度か登場しているブライアン・アダムス(Bryan Adams,参考記事(1)(2) (3) )とは、カタカナでも原語でも“1字違いで大違い”の、全く別人なのでご注意を(笑)。

 さて、このライアン・アダムスという人は、当初ウィスキータウン(Whiskeytown)というバンドに在籍していたが、2000年にこのバンドを解散し、ソロ・キャリアの道を歩み始めた。第一作の『ハートブレーカー』(2000年)は、評価こそ高かったものの、急激なセールスを記録するには至らなかった。けれども、続く第二作となった本盤『ゴールド(Gold)』は、世界で80万枚以上を売り上げることとなった(筆者もライアンを最初に知ったのはこのアルバムだった)。結果的に、現在のところ、これまでのライアンのキャリアの中で最も売れたアルバムとなっている。

 全体として曲調とヴォーカルの爽やかさとメロディ・メイカーとしての腕が光る。ポップにしては甘すぎず、ロックにしては重過ぎない。けれども、キャッチーなメロディの心地よさと、ロック的な要素がうまくミックスされている。個人的に好みなのは、2.「ファイアークラッカー」、11.「ゴナ・メイク・ユー・ラヴ・ミー」、15.「ティナ・トレドズ・ストリート・ウォーキング・ブルース」。これらの曲はいずれも、80年代~90年代にかけての大衆的ロックのアレンジでよく用いられた要素が巧妙に組み合わされている。1990年代から世紀の変わり目にかけて“ロックの凋落”といってよい現象があったけれども、ライアン・アダムスなんかを聴くと実は“断絶”じゃなかったんだという気がしてくる。他方、シンガー・ソングライターとしての語りかけるような歌は彼の重要な魅力。佳曲が多いが、本盤でのナンバー1は何と言っても16.「グッドナイト・ハリウッド・ブールヴァード」。

 ちなみに、ライアンは8歳にしてショート・ストーリーの創作を始め、14歳でギターを手にし始めたとのこと。どんな家庭環境で育ったのか知らないが、いいタイミングでいい環境に置かれたのだろうと想像する。ミュージシャンの紹介によくあるのは“4歳でピアノを始め…”みたいなやつだが、この人の場合は、少し違ったようだ。上の経緯からして、“創作”先にありきだったのだろう。作ったのものを表現する技法の手助けである楽器を後から手にしたからこそ、“超多作”と言われるほどの創作活動ぶりが後々開花していったのかな、と思ったりする。




[収録曲]

1. New York, New York
2. Firecracker
3. Answering Bell
4. La Cienega Just Smiled
5. The Rescue Blues
6. Somehow, Someday
7. When the Stars Go Blue
8. Nobody Girl
9. Sylvia Plath
10. Enemy Fire
11. Gonna Make You Love Me
12. Wild Flowers
13. Harder Now That It's Over
14. Touch, Feel and Lose
15. Tina Toledo's Street Walkin' Blues
16. Goodnight, Hollywood Blvd.

2001年リリース。




  
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Last updated  2012年09月14日 22時50分08秒
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