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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2013年09月01日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:ジャズ

リー・モーガン初期の代表盤の真価


 ジャズ・トランペット奏者、リー・モーガンの代表作はと言うと、ジャズ・アルバムとしては異例のヒットを記録した『ザ・サイドワインダー』のほか、もう少し初期のいくつかの盤が挙げられることも多い。「クリフォードの想い出」を含む『リー・モーガンVol. 3』と並んで、よく代表盤に挙げられる若い頃の盤が、この『キャンディ(Candy)』である。

 本盤『キャンディ』の特徴は、次の二点に集約される。まず第一に、リー・モーガンのトランペットのワン・ホーン演奏であること。そして、二つめは、バックの演奏の質である。

 一つめの、リズム・セクション(ピアノ、ベース、ドラム)にトランペットのみという組み合わせは、それまでのリー・モーガン盤が別の管楽器を含んでいたのに対し、この時点で初めての全編ワン・ホーンという試みということになる。デビュー盤となる最初の2枚のうちの1枚(過去記事参照)はサヴォイ・レーベルだったが、残りはここまでずっとブルーノートに吹き込みをしており、制作者側としては“ここらで一つ、ワン・ホーン盤を”といったところだろう。実際、演奏された曲は、ワン・ホーン盤として、彼の魅力を存分に伝え得る楽曲群だと言える。

 そうは言っても、リー・モーガンの演奏だけに心を奪われていては、本盤のよさは十分にわからないいんじゃないだろうか、とも思わされる。ベースの、ピアノの、そしてドラムの、リーダーを意識して抑えを聴かせながらも、いずれも本領発揮なレベルの高い演奏が、このアルバムを魅力ある作品にしていることは間違いがないと思う。目立った部分では、ソニー・クラークのピアノのセンスと品のよさ。アート・テイラーのドラムが全体に安定感を与えているのは言うまでもない。けれども、全編を通じて考えた時、ベースのダグ・ワトキンスあってのこの盤だろうという気にさせられる。

 とうわけで、インパクトある1.「キャンディ」でワン・ホーンを楽しむのもよし、4.「オール・ザ・ウェイ」でトランペットだけでなく、秀逸なピアノとベースの安定した技(2:30頃から延々と続く)を堪能するのもよし。そんな具合に、リズム・セクションに関しても楽しみながら聴きたい1枚というのが筆者の感想だったりする。




[収録曲]

1. Candy
2. Since I Fell for You
3. C.T.A.
4. All the Way
5. Who Do You Love, I Hope
6. Personality


[パーソネル、録音]

Lee Morgan (tp)
Sonny Clark (p)
Doug Watkins (b)
Art Taylor (ds)

1957年11月18日(2.と6.)、1958年2月2日(1.、3.、4.、5.)

Blue Note 1590




 
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Last updated  2013年09月01日 05時03分13秒
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