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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2015年04月02日
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薬物で精神を病んだ後の復帰盤


 1960年代後半、フリートウッド・マック(当初は、ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック)を結成し、その中心メンバーとして活動したピーター・グリーン(Peter Green)。しかし、1970年にはドラッグによる精神的な問題からバンドを離脱することになってしまう。同年には『エンド・オブ・ザ・ゲーム』なるソロ作を出すものの、LSD使用による統語失調症や幻覚に苛まれ、長年にわたってシーンから姿を消すこととなった。

 仲間の支援を受けつつも、この間、彼は銃でマネージャーを脅して逮捕されたり、精神病の施設へ送られたりもした。その後、そんな彼の復帰作となったのが、1979年リリースの本盤『虚空のギター(In The Skies)』であった。

 正直、全体に暗い雰囲気。これを落ち着いた雰囲気と評する人もいるかもしれないが、正直、“暗い”、そしてどこか“重苦しい”と言う方が当たっている気がする。収録曲はいずれも自作曲(妻ジェーンの作詞などによる共作含む)であるが、この10年ほど前のバリバリのブルース/ブルース・ロックとは違う。

 ちなみにジャケットは、黒い雲の狭間に覗く太陽の写真。裏ジャケを見ると、これに対して青い空に白い雲の写真が使われてるのだけれど、アルバム全体の雰囲気は、やはり表ジャケの写真に忠実に表現されているという風に感じられる。

 注目の演奏としては、何よりも3.「ア・フール・ノー・モア」が筆頭に挙げられる。この曲はフリートウッド・マック時代の曲の再演で、ブルースを演奏する彼のよさが時を経てもなお発揮されているように思う。他に注目したいのは、8.「プラウド・ピント」。軽やかに、といきたい(そういう風に聴こうと思えば聞こえなくもない)のだろうけれど、個人的には、なぜか重苦しい雰囲気を感じてしまう。さらには、ラテン・メロウ・ロック(?)みたいな曲調の表題曲の1.「イン・ザ・スカイズ」。この曲のメイン・ギターは、スノーウィ・ホワイト(Snowy White)が担当しているのだけれど、ピーター・グリーンのギターと同じ雰囲気が出ているのが面白い。なおかつ、ヴォーカル(ちょっと70年代クラプトンっぽい?)が妙に演奏にマッチしている。




[収録曲]

1. In the Skies
2. Slabo Day
3. A Fool No More
4. Tribal Dance
5. Seven Stars
6. Funky Chunk
7. Just for You
8. Proud Pinto
9. Apostle

1979年リリース。




 
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Last updated  2015年04月02日 07時26分53秒
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