テーマ:クラシックロック(754)
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キンクス名曲選(その3) さて、キンクス(The Kinks)の曲を取り上げているシリーズの3回めです。今回はもう少し時代をさかのぼって、1971年の『マスウェル・ヒルビリーズ(Muswell Hillbillies)』所収のお気に入り曲の1つです。 上記のアルバムは、キンクス黄金期の最後を飾る作品とされ、これを最高傑作と評する声も多く聞かれます。余談ながら、筆者はその後も相次いでRCAで制作されたコンセプト・アルバム群(例えばこちらやこちら)もかなりお気に入りなのですが、ともあれ、万人が認めるところの彼らの絶頂期のよさを伝える好ナンバーの代表ということで、「20世紀の人(20th Century Man)」をどうぞ。 この曲の映像ということでもう1本。後世のライヴの演奏シーンをご覧いただきたいと思います。レイ・デイヴィスがギター弾き語り風に始まり、その後はオリジナルのヴァージョン以上に激しく盛り上げて終わるというライヴ演奏シーンです。 アルバム中での元の曲はロック・ナンバーという位置づけでしたが、このイントロ部分は、レイ・デイヴィスの名バラード諸作ともつながるような印象を受けます。 ちなみに、詞の内容は“機械の時代、狂気の時代”の20世紀にいたくない、“ここにはいたくない”というものです。21世紀になって、作者の彼は何を思ったのでしょうか。“さらなる狂気の時代(21世紀)”に入ってしまったのか、それとも“21世紀まで生き延びてよかった”なのか…。マイナス思考の昨今だからこそ、前者であって欲しくない(少なくともまだまだ生きていく私たちは“20世紀より今の方がよい”と思える世の中になってほしい)と思ってみたりもします。 [収録アルバム] The Kinks / Muswell Hillbillies(1971年) マスウェル・ヒルビリーズ+2/ザ・キンクス[SHM-CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年06月25日 11時52分48秒
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