テーマ:女性ヴォーカル(44)
カテゴリ:ジャズ
ラヴ・バードの歌声(その4) 間が空きながらもとりあえず続いている阿川泰子の名唱選ですが、これで第4回目となります。過去記事ともオーバーラップしてしまう部分がありますが、彼女の良さはヴォーカルの上手さだけでなく、どういう曲を題材として扱い、どういう風に提示して見せるかという部分にも大きな成功の要因があったように思います。その一つが“スタンダードを(懐古趣味も含めて)今風に聴かせる”と言う部分にあったように思うわけです。 そんな観点からというわけで、今回はいかにもなスタンダード曲、「マイ・ファニー・バレンタイン」をどうぞ。 まさにいろんな人が歌ったり演奏したりしている曲なわけですが、“いかにも”な感じを残しつつ、一方で“今どき”な感じにしているというあたりは見事です。もちろん美しい歌声と日本人らしからぬ発音で英詞を歌えるといった能力をお持ちなことはその前提だったと言えます。 その後数十年を見ていて、これに匹敵するシンガーがなかなか現れないというのは、彼女の能力の高さを良くも悪くも証明しているように思ったりするこの頃です。 [収録アルバム] 阿川泰子 / Jazz Ballad集(1987年) 阿川泰子『JAZZ BALLAD』MEG-CD ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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