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今日は西荻窪。。西荻WENZスタジオ。 刈谷文の『少女単体』という‘公演’を見てきた。 あえて‘公演’と書いたのは、これはお芝居とはいえないものだったから。 チラシには、こうあった。 「引きこもりの女の子をひとりでやります。 『完全単体』、『完全少女単体』です。 オイラがひとりで盛り上がったり、盛り下がったりします。 喋れば喋るほど寂しくなって、考えれば考えるほど、 どんどんからっぽになっていく(かもしれない)オイラをみてね」 確かに見終ってみれば、言うとおりのものだった気もする。 それでは、どんなものだったかを淡々と書いていきます。 まず入り口には「この先、自己責任で願います」との貼り紙。 そこで了承のサインをして入場する。 会場内に椅子はなく、各々が好き勝手な所に座って見る。 まあ、立って見ても、寝て見てもいいらしいけど。。そんな人はいない。 スタジオなのでステージなど無い。 フロア中央を彼女の部屋に見立てテレビやら冷蔵庫などが置かれてる。 ボクは5分前には入ったんだけど、もうそこにはネグリジェ姿の少女が。 ヘッドホンステレオをつけて鏡の前で踊っている。 そのあとはテレビを見たり、食パン食べたり、オナニー(?)したり。 そうしたうちに突然「そこ!くっちゃべってんじゃねぇ!」と観客に向かって彼女。 すると言われた観客「つまんねーんだよ、金返せ」と。 「もういいよ、おまえ帰れ」と彼女。 こんな感じのやりとりがありまして、芝居が止まった。 彼女は「面白いって何だ!?」とか「お前ら何を求めてやって来たんだ!?」とか言ってる。 そして「なんで見に来たの?」と彼女。。。。えっ!オレ!? オレに答えろと!? いきなりかよと思いつつ「興味本位で」とボク。。。ツマンナイコタエダ この後、他の客にも順番に聞いていく彼女。 ついにイラついた観客が立ち上がり言う「客いじりもいい加減にしろよ!」と。 すると最初は「うるせぇんだよ!」と抗い、そのうち「分かんない。教えてよ。どうすればいい」と彼女。 こういったやり取りから、彼女はまた自分の世界に入っていき、エンディングに向かう。 まあ、だいたいこんなところかなぁ。。最後のほうは明日も公演あるので書かないけど。 はっきり言って、序盤の引きこもり少女の日常を見てるときは退屈な感じだった。 一時間こんな感じなのかなぁ、帰ろうかなぁとか思っておりました。 でも、一旦、芝居止まってからの展開は引き込まれたな。。 いったい、どうなっちゃうんだろう!?みたいなとこで。 怒って帰って行った客とか、仕込みなのか本物なのか判断つかないけど、それはそれでドッチでもいい。 仕込だとしても、よく出来ていたし。。本物だとしても、あそこまでの強い対応には感嘆する。 ボクも表現の仕方は何でもアリだと思っていて、後は選ぶほうの責任だろうと思うよ。 取捨選択の自由と責任といったところか。。。 万人にウケルものなんてありえないだろうしね。 ボクとしては今までに無いキワモノの公演でした。。 判断難しいけど、なんとなく、、よかったかも。。。ボクとしては悪くはない。。と思う。 明日も公演あるから、実は見に行きたいと思っています。 ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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