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カテゴリ:【 ピュアプリンセス シリーズ 第3章】
ロバートは運転席の方に近づいて来ました。
インコ兄者はドアを開け、上からロバの”ロバート”を見下ろしました。 インコ兄者「ロバの”ロバート”か?!!」 ロバート「はっ、そうですが。」 インコ兄者「この失態はどうした事だ?!!!」 ロバート「はっ!我々はご命令通り日々けんめいに作戦遂行の為にまい進を続けておりますが!!」 インコ兄者「手ぬるい!プリンセス・アリスたちのバスは?」 ロバート「はい!”無事”通過しました!」 インコ兄者「何が”無事”だぁーーー?!!!」 インコ兄者はロバートを怒鳴りつけました! インコ兄者「お前たちの手でヤツらのバスを”処分”するんだ!」 ロバート「”処分”?」 インコ兄者「そうだ!”処分”だ!」 インコ兄者とロバートの会話を”酔ってない”暗唱ミラーが横で聞いていました。 暗唱ミラー「”処分”?」 インコ兄者「はわわわわわ~~~~~!!!」 インコ兄者は慌ててロバのロバートをせかしました。 ロバートは丁寧に一礼してインコ兄弟のバスから離れて行きました。 ロバートは耳と耳の間の小さなリーゼントの髪の毛をクシでとかし上げました。 ロバート「チッ!あの”オジン”たち!!まったく”人使い”……、いや、”ロバ使い”荒いぜ!!」 ロバートはインコ兄弟の事をボロクソに言い始めました。 ロバート「タクッ!金があるからって、いつも”上から目線”で俺たちのコト見やがって! オジンたちめ!今に見ていろ!俺たちの方が”上”だって事を知らしめてやる!」 インコ兄者「ところでどうする?橋を渡るのか?」 インコモモジャ「渡っていて途中で落ちたらどうする?」 インコ兄者はチラッと客室の方を見ました。 酒のボトル片手にふんぞり返るミラー男爵の姿が目に飛び込んで来ました。 ミラー男爵「ゲップ!おい!何してる?早くバスを出さんかい!」 インコ兄者「ぐぐぐぐ!バスが落ちたら、俺たちだけ”飛んで”逃げる。」 インコモモジャ「……………………やつらは?」 インコ兄者「バスと共に谷底に落ちろ!」 インコモモジャ「……………………。」 ピシッ! 馬「ヒヒ~~~~~~ン!!」 バスは橋を渡り始めました。 暗唱ミラー「なにか橋の真ん中に煙が上がっている! それになんだか焦げ臭いな。」 ミラー男爵「うっぷ!細かい事を気にするな! グビグビグビグビ!!! プハぁ~~~~~~~!!!」 →【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介ならびに用語解説はこちら →【ピュアプリンセスシリーズ】これまでのお話はこちら ネット小説ランキング>異世界FTコミカル部門>「不思議の国のアリスとニセアリス 」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.28 00:57:17
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