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BLUE ROSE DIARY

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Feb 8, 2012 楽天プロフィール Add to Google XML

 「人生はビギナーズ」を観て 最近観た映画。(186604)」
[ 劇場で観た映画 ]    

突然ゲイであることをカミングアウトし、新たな人生を謳歌し始めた父に戸惑いを抱きながら、
素直に生きることの大切さを学んでいく息子の葛藤と恋の行方を描いたヒューマン・ドラマです。

  “「私はゲイだ」
   父が75年目に明かした真実が、
   僕の人生を大きく変えた。”

原題は、“BEGINNERS”。

≪ストーリー≫
アートディレクターのオリヴァーは、愛に臆病な内向的で真面目な38歳独身男。
ある日、44年連れ添った妻に先立たれ、自らもガンを宣告された父ハルから、
ゲイであることを告白される。
厳格だった父の突然のカミングアウトに戸惑いつつも、病に立ち向かいながら
新たな人生を謳歌し始めた父と語り合い、少しずつ距離を縮めていくオリヴァー。
やがて父との永遠の別れを経て、大いなる喪失感を抱えたままのオリヴァーの前に、
フランス出身の女優アナが現われる。
人と距離を置きながら生きてきた似たもの同士の2人は、恋に落ちるのだったが・・・。

≪スタッフ≫
監督・脚本はマイク・ミルズ、製作はレスリー・アーダング、ディーン・ヴェネック、
ミランダ・ドゥ・ペンシエ、ジェイ・ヴァン・ホイ、ラース・ヌードセン、
撮影はキャスパー・タクセン、プロダクションデザインはシェイン・ヴァレンティノ、
衣装デザインはジェニファー・ジョンソン、編集はオリヴィエ・ブッゲ・クエット、
音楽はロジャー・ネイル、デイヴ・パーマー、ブライアン・レイツェル、
音楽監修はロビン・アーダング。

≪キャスト≫
オリヴァーにユアン・マクレガー、父ハルにクリストファー・プラマー、
アナにメラニー・ロラン、ハルの恋人アンディにゴラン・ヴィシュニック、
愛犬アーサーにコスモ、他にメアリー・ペイジ・ケラー、キーガン・ブース、
チャイナ・シェイバーズ、カイ・レノックスなど。

ユアン・マクレガーとクリストファー・プラマーが親子役で共演と聴いてから、
どんな作品なのか楽しみにしていました。
しかも、すでに発表された映画賞の助演男優賞でクリストファー・プラマーが
ゴールデン・グローブ賞、LA批評家協会賞、放送映画批評家協会賞をはじめ、
たくさんノミネート&受賞していて、アカデミー賞でも大本命と言われています。

ストーリーは、オリヴァーを中心に、子供の頃の想い出、父ハルのゲイの告白、
そして闘病と別れなど過去を描いた部分と、仕事に取り組む姿、愛犬アーサーとの対話、
新しい恋人アナとの関係などの現在とを行き来しながら進んで行きます。
メインキャラクターとなるオリヴァー、父ハル、恋人アナ、そして愛犬アーサーの、
これまでにない“3人+1匹”というアンサンブルがとても素敵でした。

観る前は、もっとコメディ風なのかと思っていたのですが、全体的に淡々としていて、
過去と現在が行き来して描かれる中、クロスオーバーするセリフや場面がいくつかあり、
脚本を兼ねたマイク・ミルズ監督のセンスが光る展開になっています。
そして、初脚本を手掛けたマイク・ミルズ監督自身の実体験が基になっていて、
お父さんがカミングアウトしたこと、病気で亡くなったこと、美術館の館長だったこと、
主人公(オリヴァー=監督)がアートディレクターであることなど、設定も同じだったり、
きっと、お父さんと交わした会話や子どもの頃のエピソードなど、いろいろな実体験を
脚本に取り入れて書かれたのではと・・・。

必要以上に説明を加えない、あれもこれもと描かないところも好きになりました。
グラフィック・デザインやミュージック・クリップ、CMなど、アーティストとして
クリエイティヴな世界で活躍してきたマイク・ミルズ監督らしさが随所で見られ、
音楽やフォト、イラストを含め、とても魅力的な作品に仕上がっていると思います。

名優クリストファー・プラマーがゲイ役に・・・と聴いた時には驚きましたが、
化粧をしたり女装をしたりなど、いわゆる“オカマ”になるようなシーンはなく、
堂々と息子の前で恋人アンディとキスする場面も違和感がありませんでした。
違和感と言えば、「ER/緊急救命室」のルカ・コバッチュ役でお馴染みの
ゴラン・ヴィシュニックがゲイ役だったのにはちょっと驚きましたが・・・。(苦笑)
そして、ユアン・マクレガーとメラニー・ロランが扮したオリヴァーとアナの
それぞれが抱える悩みなど微妙な心の動きもセリフのないシーンからも伝わってきて、
より一層、お2人の演技力の高さを感じました。
アーサーに扮したコスモくん(←たぶんオス?)の名演技もスゴイです!!
オリヴァーとアーサーが対話するシーンではクスッと笑わされました。

決して“ゲイ映画”ではなく、家族、親子、恋人など、さまざまな愛の形を描き、
素直になることの大切さを教えてくれる、とってもハートフルな作品です!

マイク・ミルズ監督が「人生はビギナーズ」へ込めた想いとは・・・。
  “始まりが終わりであり、終わりが始まりである、ということ。
   この映画を通して、僕自身が“始まり”へ観客を誘いたかったんです。”
                              (インタビューコメントより)

2月4日より、全国順次ロードショー公開されています。

「人生はビギナーズ」 オフィシャルサイト

  • Beginners(pos).JPG



Last updated  Feb 9, 2012 01:52:09 AM
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