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2004.06.09
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明け方、夢を見ていた。夢を見ながらこれは夢なんだと自覚できる夢を見てい
た。内容は覚えていないがとても刺激的な夢だった。覚めないでくれと祈るよ うに眠りつづけた。子供達が保育園に行くために僕に「パパ、いってきます」 という呼びかけがあったが、それでも曖昧に眠りについていた。 子供達が保育園に生き、家に誰もいなくなったとき漸く起きる気になった。上 半身を起こし、まだ眠っている頭の芯を起こすかのごとく頭を左右に振った。 アモキサン25m×2、レキソタン5m、トリプタノール10m、スルピリド100m、テノ ーミン25mを服用して煙草を灰にする。1本では足りず、2本目に火をつけた。と たんに泣きたくなった。何故か分らないが、空しさが迫上がってきて泣きたく なった。外は雲が低く垂れ込め、重々しい雰囲気をかもし出していた。 歯を磨き、洗顔し身支度を整えた。今日は涼しくなるようなことを天気予報が 報じていたので、薄手の皮のジャケットを羽織って外に出た。むんとするよう な湿度は無いが、垂れ込めた雲が精神を圧迫するかのような感じだった。 電車の時間を考え、駅までの道をゆっくりとした歩調で歩く。滑り込んできた 電車に体を押し込め揺られていく・・・ オフィスに入る前に煙草を灰にする。同僚達が挨拶してくるが、どこか曖昧に 返事をしている自分がいた。更にもう一本火をつけ深く吸い込み、体中に煙を 充満させる。軽い眩暈とともに覚醒した。 自席につきメール等を一通りチェックする。頭の中で簡単なスケジュールを立 て仕事に取り掛かった。 午前中は情報採取のみを行う事にした。あっさり終わってしまったので時間を もてあましたが、今の僕にはこれくらいが調度良いのかもしれない。 お昼になった。昨日食べてすぐ寝てしまったので、あまり食欲が無い。でも、 何か胃につめておかないとと思い、ビダーインゼリーを飲み込んだ。150円の 安い昼食だ。昼食後、読みかけの小説を読み始めた。活字を追う事に没頭して いたら何時の間にか昼休みが終わっていた。読んだ内容が曖昧だったことが腹 立たしい。 午後、いつものルーチンワークを再開する。2時間とよんでいたが、1時間もか からずに終わってしまった。今日は後はやることがない。今は自分から仕事の 負荷を上げたくないので仕事を貰おうとも思わない。時間の刻みが緩やかで苛 立つ。このまま時間を無駄にしてもしかたがないので、コアタイムも終了した ことだし帰ることにした。 帰宅後、作りかけのプラモデルに塗装を施した。全パーツをほぼ黒に近いグレー に染めていく。途中で投げ出しそうになったが、やめることができないので気 合を込めて最後まで塗装した。この塗装が終われば後はその上にカラーを塗装 していけばよい。ちなみに僕が作っているというプラモデルはガンダムです・・・ 今更と思うかもしれませんが、DVDを買って以来子供の頃の熱が再発したようで す。 塗装も終わったので、積んである週間漫画を片っ端から読み潰していく。読み たくて買っていた漫画なのに最近はノルマをこなすかの如く読んでいる。はっ きり言って小説とかを読んでいる方が楽しいのだが、習慣とは恐ろしいもので、 やらないと気がすまないし、どこか抜けたような感覚に陥ってしまう。 漫画を読んでいると妻達が帰ってきた。今日はお風呂に入れようと思っていた が、妻が入れなくてもいいんだよと言ってくれたので、その言葉に甘える事に した。 夕食を軽く食べ、上の事布団の上で遊んでいたら酷い眠気に襲われた。またか と思ったが寝れないよりはずっといい。ここで寝ないと眠れなくなるかもしれ ないという強迫観念にかられ寝ることにした。 明日は人に会わなければならない。気が重いが引き受けてしまったので、今更 後には戻せない。心とともに重くなる瞼に任せ眠りについた。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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