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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:ハーモニー徒然。
「泥の河」「螢川」「道頓堀川」「幻の光」が持っていた 暗いモノクロームなイメージの宮本輝が好きな人には 拍子抜けするかもしれない「彗星物語」ですが わたしはこれも好き。 「電車の中で、不覚」本のひとつです。 あんまり泣いたので電車降りました。 宮本輝は好きな作家のひとりなんですが ぜんぜんすきになれない作品もなかにはあって それは「避暑地の猫」とかなんですけど、 すきなのは本当にいいなぁって思います。 「五千回の生死」はだいすきです。 これは短編なので30分もあれば読めちゃいます。 へたすると立ち読みでもいけそうなので 本屋でみてみてください。 「五千回の生死」という短編集の表題作です。 この短編集には「トマトの話」ってのも入っていて これは後悔するとはこうゆうことなんだ!とすごく思わせられました。 で、「彗星物語」。 この本にはビーグルが出てきます。 私のようにビーグルを飼っていたことのあるひとに是非読んで欲しいな!! ほかの宮本作品と同様関西地方が舞台。 三世帯の大家族に ハンガリーから留学生がホームステイします。 その家で飼われているフックと言う名のビーグル。 達観した老犬、れっきとした家族です。 宮本輝は実際にビーグルを飼っているそうで エッセイなどでみると明らかに彼がモデルなんだろうなーとゆうビーグルが出てきます。 私の姉はフランスにずっと住んでいて たまに姉のとこの学生が家に来たりしますが 国が違えば常識もしきたりも違うわけで そんな異国の文化に触れるとまどいも書かれていて 興味深いです。 それはお互いに譲れない信念をかけたせめぎあいとでもいいましょうか。 「良い」と感じることが違うということはこんなにも一緒に住みにくいのか?と。 内容がどんなかってのは 「宮本輝 彗星物語」で検索するか実際に読んでみてね!爆! 彗星物語 幻の光(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.25 18:48:30
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