僕が僕らしくあるために

田尾監督の解任が発表されました。
まだ、正式なリリースがあったわけではないようですが、
どうやら今日のロッテとの１戦を前に、
球団幹部の口から漏れたようです。

後日談的な話しですと、８月の１１連敗の際に
球団フロントから「休養勧告」があったようですね。
しかし、田尾監督自身が拒否した経緯もあったようです。

しかし解らないのが、先週１７日の時点で、三木谷オーナーが
続投を明言したとスポニチが報道しているのですよね。
これが単純な誤報だったのか、この１週間余りの間に
動きがあった結果なのか、この辺りは不明なままです。

そして今日（２５日）、仙台の地方紙・河北新報が
「解任を一両日中に発表」と報道したことで、
一気に報道各社の知るところとなったようです。

後任監督には、シダックス・野村監督や元西武監督の森さん。
元西武監督の広岡さんの名前まで挙がっているようですので、
かなりの実績を持った大物の就任が予想されます。

しかし、昨日の「オリックス終戦」でも書きましたが、
監督の手腕で成績を向上させるのは、邪道だと思うのですよね。
大前提として、戦力を整備した上で、実力監督の手腕に期待する
というのが、本来の姿であるわけですから、この辺りに注目して
今オフの楽天の戦力補強を見守りたいと思います。

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【追記】
　ＴＢをいただいたブロガーさんはもちろんですが、
　今回の「田尾監督解任」に関して述べられている
　サイトをグルッと周ってきました。

　僕自身の思いとは別に、大半の御意見が「成績が悪いのは
　田尾監督のせいじゃないのに！」と解任反対と言いますか、
　「今回の件は納得いかない」との御意見が大半を占めて
　いたように思いました。

　もちろん僕自身も、今季の楽天の成績不振が、田尾監督の
　采配に起因するものであるとは思っていません。
　多かれ少なかれ、誰が監督をやっても同じような結果に
　なったのではないかな？と思っています。

　しかしそれでも、田尾監督のままで来季以降の楽天に
　何らかの光が見えるのか？と言えば、僕はＮＯだと
　思うのですよね。

　明らかに不足している戦力に対して、フロントの無策を
　非難するわけでもなく、オーナーやフロントからの
　監督の存在を無視するような態度や言動に対しても
　ヒステリックな反応を見せるでもなく、田尾監督の
　人格者としての姿勢には、全く頭の下がる思いです。

　しかしこれとは別に、監督としての田尾さんの力量は
　僕は明らかに不足していたように思います。
　なんどかここのエントリーでも取り上げましたが、
　継投における不可解さや、選手起用に対しての判断基準など
　お世辞にも誉められた内容ではなかったと思います。
　その結果としての監督解任と思いますので、僕としては
　今回の解任劇は来季以降を考えた場合プラスになると
　考えています。

　もちろん、監督初就任であった田尾監督に対して
　その点も踏まえて「我慢」するというのが、球団側の
　姿勢ではないのか？との御意見があることは理解します。
　
　しかし、「悪いもの」をそのまま続けるよりも、少しでも
　良くなるのであれば、新たに取り組むことは、決して批判
　されるべきことではないと思います。

　もちろん、監督の首を挿げ替えれば、それでＯＫなわけでは
　ありませんので、球団に対しては、田尾監督解任に対する
　批判に、胸を張って答えられる位の戦力整備は行なって
　もらいたいと思います。