DEEP IMPACT
DEEP IMPACT YOGA JOUNAL 7/8月号(2002)より抜粋Linda Knittel7年前、ヨガのインストラクターであるSianna Shermanさんは色々なヨガのスタイルをブレンドして練習している時、1990年からもつ坐骨神経痛が我慢できないほどひどく痛み始めてしまいました。そして、ロルフィングがどういうものなのかわからないまま、ロルフィング10シリーズを受けることを決めました。「毎回セッションが終る度に私は家にすぐ帰って色々なポーズに挑戦しました。そして私は自分のからだが、もつれたものがほどけていくような感覚に驚きました。毎セッションが私のからだを探求するための新しい層をオープンにしていったんです!」と彼女はいいます。ヨガの練習と3ヶ月のロルフィングを通じ、彼女の坐骨神経痛はなくなり、その後再発せずにきています。最近では、彼女はフルタイムで全国的にも、そしてヨガが急速に成長しているシンシナティーでアヌサラヨガを教えています。そして彼女は機会さえあれば彼女の生徒にもロルフィングをすすめています。彼女は「ロルフィングの効果はびっくりするほどヨガの練習に影響を与えました」と言います。ロルフィングはボディーワークのアシュタンガヨガのようなものだと言われます。(中略)多くのヨギーニは、からだと心の状態がより安定している場所へと導くことを邪魔する色々なからだのアンバランスを正すことをロルフィングは助けるものであると見出しています。Shermanさんのようなアドバンスヨギーニにロルフィングのような身体統合法が大きな影響を与えるのは簡単に想像できますが、まだ練習し始めたばかりの人にはどうなのでしょうか?ロルフィングはそんな人々の練習にも変化を与えることができるのでしょうか?それを調べるため、今回は私がオレゴン州ユージーンのロルファーKaren Lackritzさん(ロルフィングのインストラクターでもあり、アヌサラヨガのインストラクターでもある)から何回かロルフィングセッションを受けることを決めました。(中略)ヨガとロルフィング多くの場合、この、バランスがとれた状態にからだを戻すことを手助けする過程には、腰痛や筋肉の張りなどの問題が改善されることも含まれます。ロルフィングは偏頭痛から線維筋痛症などをうまく緩和するものとして利用されています。それらの逸話は驚くべきものですが、ロルフィングの創始者であるアイダ・P・ロルフ博士がこの技術を生み出した時、肉体的な問題を軽減することが彼女の目的ではありませんでした。ロルフィングのインストラクターでもありカリフォルニアでワークを行うMichael Salvesonさんは「ロルフ博士は個人の発展を探求するものとしてロルフィングを見つめていました。その点で私はロルフィングはヨガにとても似ていると思います」と言います。「ヨガを練習する多くの人々がロルフィングにひかれる理由は両者ともに身体のインテグリティーをするものだからでしょう。多くの意味で、ロルフィングはヨガの理論の表現をボディーワークの形にしたものだと思います。」と、多くの自分のヨガの師匠や生徒にロルフィングを行うLakritzさんは言います。両者の類似点は10シリーズの始まりから現れます。呼吸1つとっても、あらゆるヨガの練習の基礎であり、ロルフィングシリーズの焦点でもあります。Lakritzさんは「(10シリーズの)最初のセッションでは、ロルファーは肋間筋や肺をおおう膜に働きかけるために、直接胸郭にワークをします」と言っていました。(中略)私のセッションが終った時、私生活でもヨガの練習でも、確実に、よりグラウンディングし自信がもてるようになりました。私の姉はそれを何かがシフトしたと表現し、私の恋人はその変化を穏やかさが増したと表現しました。ひょっとしたらこれはただの偶然かもしれませんが、今ではヨガのポーズは安らぎと共に行えるようになり、呼吸はとてもリズミカルになりました。股関節は以前より開き、バランスはより安定し、心はクリアになりました。このような結果は素晴らしいロルファーでないと保証はできないかもしれませんが、ロルファーはきっと“柔軟性はからだのバランスが整う時にやってきます”と言うでしょう。この記事の著者Linda Knittelは栄養上人類学者であり、オレゴン州ポートランドをベースにしたフリーランスのライターです。『Soy Sensation』の作者でもあります。※この記事はBODY BY ROLFINGによって翻訳されました。