フランス小料理屋La Boite en Bois 日記

カッスーレ！

始めました！


忘れもしない！　４年程前、お客様に、『カスレ無いの？」と云われ、「あーーー、そうですね。」とドタバタの最中、カスレもジビエも忘れてた時がありました。

お客様に「へ～、忘れるもんなんだ～」とボソッと云われたのが、不覚。

あえて取り扱って無い、のならともかく、忘れてたのは、不覚。



な、思い出の、カッスーレです。

南仏ラングドックの郷土料理ですが、そのラングドックの中でも、元々、色々、我こそ本家だ！の争いがあったそうな。

思い出せない何処そこが豚とソーセージ、「トゥルーズ」がそれらとカモのコンフィ・「カルカッソンヌ」が更にラム肉が入る事で、ささやかに云い争いの決着が着いてないそうです。

全部をひっくるめてと思いましたが、カルカッソンヌ風になります。

ラム・カモのコンフィ・豚・ソーセージ・白インゲン豆をコトコト煮込んで、仕上げに焼き付けてお出しします。

これらが旨味を持ち寄って、良いダシが出てギュウギュウ煮詰めるので、めっちゃ美味しです。我ながら。

数年前、全く日本語の喋れない若いフランス人が一人で来て、コレを食べて涙して褒めちぎって帰って行かれた、と云う逸話があります。

あ、…涙はウソです。　　　

が、ホントに感動して褒めちぎられたのは、今でも忘れません。


ラングドックのワインも色々取り揃えてるので、合わせて召し上がられると、数倍増の味わいになると思います。

ので、是非！



ソレと



厚岸のカキ、破格でのご提供中のフランス産カモのフォワグラ、の３本柱が、現のボワボワのおススメです。

特に、フォワグラとカスレに使用のシャラン産カモは、昨年のフランスの鶏インフルエンザにより、入荷の無い現在、限りある食材です。

多少、買いだめましたが、次回入荷が読めないので、是非、お早めに！


カキはカキで、時折味見でつまんでますが、美味し過ぎです。

値はどうしても高く付いてしまいますが、それでもお得ではないかと、自負しております。



ランチでは、和牛モモ肉のイチボ寄りの味わい深いお肉をご用意してます。

和牛とは云え、歯ごたえは少しだけありますが、和牛らしさの香りと旨味はちょっと群抜けた美味さです。


なので、２０１６年も、ボワボワは、美味しい食材を取り揃えてお待ちしております。