カテゴリ:書評
どうも皆様、お世話になります。
日本共産党は、これはというホープを党内から発掘すると、官製の「ファン本」を出したりするのをご存知でしょうか。今回紹介するのは、そんな「ファン本」のひとつです。今回の主役は、理知的なメガネが似合うダンディ若パパ系の、国際派でスマートな緒方靖夫同志。共産党独特とも言うべき、その流暢な弁舌を前にしたら、これはもう、誰もがウットリ。思わず電電公社潜入のスパイさんだってわざわざ盗聴器を仕掛けちゃうのも無理はないというものです。 さて、緒方先生といえば、なんでもご両親が靖夫同志のお名前を八紘一宇の大殿堂、靖国神社から採ったという、生まれながらの国際派でございます。 そんなインターナショナルな靖夫たんは、十九六六年、東京外国語大学中国語学科にご入学されました。しかも大学に入ったら民青に入ろうと思っていたとのこと、入学手続きの後ですぐに民青に加盟したということです。 当時をふりかえる靖夫たん…。ちょいと引用してみましょう。 当時、学友会執行部はニセ「左翼」暴力集団に占領されていて、暴力と脅しで学友会選挙をひきのばしてきており、学生の怒りが高まっていました。入学してからの三ヵ月間に、学園民主化要求運動が大きく進み、学生大会で暴力集団執行部をリコールして、新たな学友会指導部をつくる選挙がおこなわれました。この選挙で、私は執行委員に選出され、その後も再選され、書記長にもなりました。 こうしたたたかいの嵐のなか、自治会の民主的運営、要求をとりあげ実現するすじ道、教職員との協力、団結をどのようにすすめるかなど、力をあわせれば大きな成果を大きな成果がかちとれることなどを学びました。 さて。六六年で外語大入学でしかも中国語というと、思い出すのが、かの善隣会館事件です。 cf.「善隣学生会館事件の真相を探る」http://home.a00.itscom.net/konansft/zenrin/index.html 靖夫たんてば、中国の「極左日和見主義」に反対していたようですが、スパイの宮崎学さん同様に「チャンコロをぶち殺せ」と言うべく、善隣会館には足を運んでいたのか、すんげえ興味がわいてくる部分ですが、このあたりについては言及なしでまったくもってさびしい限り。 cf.「宮崎学公式HP」http://miyazakimanabu.com/ ついでに、緒方同志といえば、チャウシェスク同志の暖かい同志的配慮のもと、ルーマニア留学という、ブカレストで学位をもらった池田大作先生にも劣らぬ華麗な経歴の持ち主です。 しかも、留学中はアカの学習以外には何もせずに済んでいたおかげで、一生懸命アカ本を耽溺していたというセレブな留学ライフを送っていたようです。低学歴な私としては、実にうらやましい限りです。チクショウ。 続く…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.12 22:12:52
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