カテゴリ:書評
第一印象はと申しますと、装丁も立派で、歴史的に貴重な文献だと言えます。なかなか読み応えがあります。創刊50周年記念出版だそーです。時代を感じますねー。なにせ「発行人 弁証法研究会代表 黒田寛一」なので、若き黒田寛一さんの文章とかが読めます。
新組で読みやすくなったのはいいんですが、誤植とかの味がある部分は残して、学習用に電子化したものを残したほうが、個人的にはありがたいものです。 実は、この「探究」ですが、1973年に「革マル派結成10周年記念出版」ということで、革命党の本営である解放社さんが覆刻しておられました。中核VS革マル内ゲバ戦争真っ只中のころです。 気になるところはと申しますと、箇条書きの記号に、イスラエルの国旗でおなじみの六芒星が使われております。この六芒星てば、今はマイクロソフトのバカが「不適切な記号」と規定しやがったので、うまく表示できなかったりすることがあります。 んで、ダビデの星で六芒星で革共同といえば、かつて黒田さんをオルグした、当時は千葉県四街道市にご在住だった太田龍せんせいを思い出すのですが、この六芒星が何を示しているか教えて頂きたいものでがす。 太田龍せんせい「週刊日本新聞」 http://www.pavc.ne.jp/~ryu/ ちなみに、私がもっともおもろく読んだ記事はと申しますと、毛主席の悪口本も出しておられた三浦つとむせんせい「平和革命とハゲ頭の「弁証法」的同一性」(副題「寺沢恒信著「弁証法的論理学試験」を読んでの素朴な感情」)ですた。この文書が、いちばん口汚くて品がない革マルちっくだったりするのも、なんとも珍妙な感じだったりします。「ハゲ頭」といえば、中共が多用した「フルシチョフのハゲ頭」とか、ソ連のアネクトード「レーニン(ハゲ)→スターリン(フサフサ)→フルシチョフ(ハゲ)」(ry とかを思い出してしまいます。平和な時代でした。いやはや。 「探究」覆刻版 http://www.kobushi-shobo.co.jp/978-4-87559-224-2.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.22 07:34:47
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