BUFFALOのNAS(kit) LS-QV2.0TL/1D をRAID0/5で使ってみる(Part2)
BUFFALOのNAS(kit) LS-QV2.0TL/1DRAID0でテストしたところシーケンシャルリード・ライトが50MB/s程度でました。宣伝では71.9MB/sという高速をうたっています。測定条件は Core2Duo 2.66GHz Windows XP Proで1T*4をRAID0の構成でCrystalMark2004 R3で測定した結果のようです。今回測定した結果より15MB/s程度いい値なので、もう少し結果がよくならないか実験をしてみました。☆フレームサイズNASの場合パラメータとしてフレームサイズが変更できます。デフォルトは1,518バイトですが、変更して結果がどうなるかを試してみました。設定画面は「ネットワーク>インターネットフレームサイズ」にあります。設定変更ボタンを押すと…・1,518バイト(デフォルト)・4,102バイト(Jumbo Frame)・7,422バイト(Jumbo Frame)・9,694バイト(Jumbo Frame)が選択します。順に設定を変更しながら測定しました。・1,518バイト(デフォルト)・4,102バイト(Jumbo Frame)・7,422バイト(Jumbo Frame)・9,694バイト(Jumbo Frame)フレームサイズを大きくすると転送速度も向上するのかと思っていたのですが、まったく逆の結果になってしまいました。フレームサイズが大きいほうがあきらかにシーケンシャルリード・ライトの転送速度が低下しています。☆ごみ箱次に共有フォルダー設定に「ごみ箱」という項目があったことを思い出しました。デフォルトでは「こみ箱」は「使用する」となっており、削除したファイルが「ごみ箱」に残っていきます。この設定を「使用しない」にしてみました。ごみ箱ありごみ箱あり誤差の範囲程度の変動のようなので、影響は少ないようです。次はテストするPCを変更してみました。これまでは普段使うノートPC(DELL LATITUDE D830)で測定してきましたCore 2-Duo 2.4GHzのWindows 7マシンです。デスクトップPC(Lm-iS600X )で測定して見ました。これは Core i7-860を搭載していますが、今回はWindows XP環境でテストしてみました。ごみ箱は使用しない状態で、フレームサイズを9,694バイトと1,518バイトの2パターンで測定しました。Core i7:フレームサイズ9,694Core i7:フレームサイズ1,518フレームサイズが大きいほうが結果が悪くなるだけど、CPU性能による大きな差はなさそうです。アクセス中のCPU使用率はCore i7マシンのほうが少なくなりますが、CPU性能でベンチマーク結果が悪くなっているわけではないようです。RAID0では50MB/s程度だといういうことであきらめです。☆RAID5次に最終的に使用するRAID5にします。(1) RAIDアレイ1を削除します(2) ディスク1~4をRAIDアレイ1にRAID5として作成します(3) 共有フォルダとして、最初と同じ「share」を作成しますこれも削除、作成に数分かかりましたが、無事完了しました。フレームサイズはデフォルトのまま、ごみ箱は使用しない状態で設定しています。Core i7のデスクトップPCとCore 2-DuoのノートPCで順に測定しました。Core i7のデスクトップPC(WindowsXP)Core 2-DuoのノートPC(Windows7)シーケンシャルリードが53~55MB/s、シーケンシャルライトが38MB/sとなりました。RAID5だから極端に遅くなるということはなく、リードは同等、ライトは8割程度ということのようです。OSも異なるので単純に比較はできないのですが、CPU性能による影響はないのだと思います。ひととおりベンチマークを測定したので、最後にRAID5の修復機能を確認しておきます。RAID5のディスクに100GB以上データを転送した後で1台ディスクを別のディスクに交換して再起動してみます。しばらく悩んだあと、赤LEDが点灯しました。Web設定画面から確認すると、ディスク1でエラーが発生しています。RAID5なので、そのまま3台のディスクを使って、データは読み書きできています。このままRAIDの再構築を行おうとしたのですが、再構築ボタンが表示されません。一回ディスク1をぬいてディスク1のエラーを確定させたあと、再度フォーマット済み(パーティションなし)のハードディスクをディスク1にいれました。今度は「RAIDアレイの再構築」ボタンが表示されます。ボタンを押すと…再構築が開始しました。再構築中はLEDが青でなく黄色になって点滅しているようです。数時間待って状況に変化はないようなので、一日放置しておきます。24時間後、確認してみたところ、再構築は無事終了し、LEDも青色点灯にもどっていました。ベンチマークを測定してみましたが変化はなく、修復は問題なく完了したようです。これではじめはSAMSUNG製HDDが1台だったLS-QV2.0TL/1DがWesternDigital WD20EARSが4台搭載されたRAID5システムになりました。99%使い切ってしまっている2TBのNASからデータを転送しようと思います。----------------------------------------------------------------今(2011/1/30)調べたところBUFFALOのLS-QV2.0TL/1Dはamazonで33,533円です。また少し安くなっています。楽天市場では 35,668円~秋葉館楽天市場店ではポイント10倍で37,060 円バッファロー:リンクステーション ネットワーク対応HDD HDD増設ベイ搭載 高速モデル 2TB 【YDK...価格:37,060円(税込、送料別)今はこれが割安です。ハードディスクはWD20EARSが楽天市場で6,980円~で販売中クリックすると安値を検索しますソフマップなら1台から送料無料。円高が安定している、今購入するのがいいのかもしれません。