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カテゴリ:乳がん
今にして思えば、ということが3つほどあります。
○ガン保険に入っておけばよかった ○主治医に遠慮しなければよかった ○ガン発覚直後にカミングアウトしなければよかった 一つ目は簡単に言うと、お金は大事だよ~ということです。 某共済には入っていたのですが、ガンを意識した特約等は付けておらず、保険が降りたのは入院1日当たり4500円のみでした。 残念ながら、手術費用も補填されず…。 先進医療を行っているクリニックからも、いろいろと資料を取り寄せてはみましたが、金銭的にとても手が出せそうにありませんでした。 「医龍」の野口先生からは真っ先に切り捨てられそうな患者です(笑) お金の余裕が心の余裕につながることは確実にありますから、もう少し保険などにも気を配っておけばよかったかなと思いました。 二つ目は、まあ、性格的な問題です(汗) 特に入院時は、消灯時間間際に、早足で駆け込むようにして病室に来てくださる先生を見ると、なんかお時間を取らせるのが申し訳なくなってしまって…。 手術前も、予約していても3時間待ちが当たり前の先生でしたし。 でも、聞きたいことがあったら、その場で確認が基本だと思います。 聞かなかったということが、不安やストレスにつながる場合もありますから。 そして3つ目。これは切実に感じています。 動揺している時だからこそ、さらっとガンである事実を打ち明けてしまう。 そして心無い言葉を受け取ることになった。 もっと冷静になってからなら、伝える相手も、伝え方も、もう少し選んでいたろうにと思います。 ただ、そのショックだった一件によって、ある意味現実に引き戻されたというか、世間の反応はこんなものなのかもしれないと、淡々と考えるようになったのも事実です。 仕事先に病気のことをどう伝えようかと思っていたのですが(伝えなくてはいけないと思っていたのですが)、結局、そこでいったん思考停止した私は、先方に病気を伝えるのをやめました。 仕事先の担当さんが、もし私の知人のように物を考える人だったなら、ガン=仕事を任せられない、ということになったのではないかと思ったからです。 だからこそ、その後は、仕事のスケジュールと治療のスケジュールの重なりで不具合が起きないように細心の注意を払ってきたつもりですし、幸いこれまで不具合は起きていません。 結果的には、その知人に感謝するべきなのかもしれませんが、心が狭い私は、いまだに、まるっと受け止める気持ちにはなれていません。 ですが、それでもいいかなと。 私にとって大切なことは、まずは病気を治すことであって、善人であることではないからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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