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2011年04月14日
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テーマ:お勧めの本(7211)
カテゴリ:その他

久しぶりの更新です。今日、御紹介するのは、数学書。と言っても、作者の結城浩さん曰く「《理系にとって最強の萌え》をあなたに」です。『数学ガール』。

この本との出会いは、iPod touchでアプリを探していて見つけた電子書籍の中にあった同名のコミック。こんな物語があるのか…と思って感動していたら、今年に入ってTwitterを始めると、結城浩さんの話題が…。

プロフィールを確認すると、結城さんはクリスチャンだということがわかりました。さっそくフォローさせてもらいました(アカウントは@hyuki)。

休職中のヒマにまかせていろいろ読書していたのですが、当然のごとく『数学ガール』もそのリストの中に入りました。

高校生活。『僕』と二人の少女『ミルカさん』と『テトラちゃん』の数学を通して紡がれる淡い青春の物語。数学が苦手な人でも数学を好きになれるお話。数学はわからなくても学生から社会人まで誰でも読めます。

扱う数学は本格的。高校・大学の教師からの推薦も多いようです。

そしてこれは私だけかもしれませんが、どうしてもクリスチャンというスタンスで読んでしまうのです。その部分は差し引いても、単なる数学書ではなく、人生について考えさせられる作品です。

「素数とは…《1とそれ自身だけで割り切れる数》」(p.16)。「1」とは「私はある」と言われる創造主なる、唯一の神さま。完全な「1」。私たちは素数だと思います。神と自分自身にしか割れない。他の評価は無意味です。唯一の神さまが「あなたは高価で尊い」と言ってくださる。

私たちクリスチャンの考え方は「絶対値」(p.20)。良いことも悪いこともすべてプラスに変える。

ここまでは私が数学について勝手に感じたこと。物語の中の登場人物が語る言葉にも深い意味があるように思います。

心に留まった箇所を上げます。

「過去はもう過ぎた。きみは現在に生きている。いま気づいたことを、未来に生かせばいい」(p.22)。時を越えて働かれる神の視点でしょうか。

「一つの式展開のあいだに、僕たちは何百年もの時を駆け抜ける。数式に向かうとき、僕たちは誰でも小さな数学者だ」(p.38)。クリスチャンは聖書に向かうとき、何千年もの時を駆け抜ける…。誰でも小さな神学者です。

「必要なのは目だ。でも、この目じゃない。…構造を見抜く、心の目が必要なんだ」(p.50)。クリスチャンに必要なのは、真理を読み取る心の目。信仰は聖書を心の目で読まなければ…。

「時間はかかるかもしれないけれど、自分が抱いた疑問に安易に納得せず、ずっと考え抜くことが大事だ」(p.94)。信仰を自分のものにするときも安易であってはならないと思います。

「僕は、彼女の《すぐそば》にいられないとしても、せめて《すぐ隣》にはいたいものだ、と思った」(p.115)。連続的な世界と離散的な世界。神は聖霊となって私たちの内におられる。

「数式は濃縮ジュースみたいなもんですね」(p.172)。聖書も人生の濃縮ジュースだと思います。

「世界に人間がたった二人しかいないなら、人間の悩みはずいぶん減るんじゃないか。世界に素数が二つだけなら」(p.199)。アダムとエバの時代、悩みは蛇の誘惑だけでした。

「僕たちは、限られた現在を共有している。僕たちに翼はない。しかし僕たちにはことばがある」(p.209)。私たちクリスチャンには聖書という共通の神の言葉があります。その翼で私たちは天へと舞い上がることができます。

「私たちは旅人だ。疲れることがあるかもしれない。それでも、私たちは旅を続ける。…疲れたなら、休めばよい。道を間違えたなら、戻ればよい。――そのすべてが、私たちの旅なんだから」(p.297)。疲れたときにはイエスさまのところで休みます。私たちは道を間違えていました。悔い改めて神の子とされたのです。私たちの旅は天へ帰る日まで続きます。

「確かに限りはあるだろう。確かに終わりはあるだろう。でも、だからこそ、力いっぱい学ぼう。力いっぱい進もう。僕たちのコトバ、数学を楽しみながら。《数学は、時を越える》--のだから」(p.314)。この世界はいつか滅びます。だから恐れるのではなく、せいいっぱい生きるのです。前を向いて進むのです。

クリスチャンにも、そうでない人にも、お勧めの本です。

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『数学ガール』
『数学ガール(フェルマーの最終定理)』
『数学ガール(ゲーデルの不完全性定理)』
『数学ガール(乱択アルゴリズム)』

●作者の結城浩さんのサイト
『結城浩 - The Essence of Programming』
 - 『数学ガール』シリーズ
 - 結城浩の日記

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最終更新日  2011年04月14日 17時24分46秒
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