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本屋の雑誌コーナーで目にとびこんできた表紙。そこには、赤いバラの花を封じ込めた透明アクリルの椅子がありました。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、 「ミス・ブランチ」という名のとてもエレガントな椅子で、 今は亡きインテリアデザイナー倉俣史朗の作品です。 月刊「Pen」では、最近イタリアで再評価の高まっている倉俣を特集しています。 1991年に56才で亡くなりましたが、その美的センスは世界をうならせました。 彼が手がけたのは、商業空間、家具、照明などですが、どの作品にも強く自分なりの美意識を反映させています。 限りなくアートといえるデザイン。ただし、もちろん実用的でもある。 僕は生前に一度だけ倉俣氏にお目にかかったことがあります。 麻布のオフィスで、ケンゾーのソフトスーツを若々しく着こなしておられました。 「私はこれで失礼します」と背の高いシャンパングラスにビールをそそぎながら、 「みなさんはいかがですか。ビールでも、お茶でも美味しいのがありますよ」とすすめられました。 そして部屋のすみには、写真でしか見たことのない「ミス・ブランチ」が一脚。 かっこいい大人の、かっこいい仕事。 急逝されたのが残念でなりません。 [アート&エンターテインメント]カテゴリの最新記事
いままで知らなかったのですが、素晴らしい才能をもった方だったのですね。ひとつくらい復刻された、クローゼットなど欲しいぐらいです。
会われたことがあるなんて、ラッキーでしたね。(2008.07.03 19:33:09)
さるすべり9722さん
コメントありがとうございます。 日本人でも世界に通用する「天才」がいるんですよね。倉俣氏もその一人だと思います。自分に妥協しない人、そしてサプライズが好きな人でもあったと思います。 倉俣デザインの家具を買うとは思ったことがなかったですが、復刻でも買えたらすてきですね! がんばってお金を貯めるとしますか。 (2008.07.03 20:05:07) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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