本日も7時に朝食、8時にはホテルを出発。
朝食は殆どのホテルでバイキング形式。
ハム数種・チーズ時には数種・ヨーグルト数種・パン2.3種類・ブラッドオレンジ（トマトジュースのような色のフレッシュオレンジジュースでとても美味しい）フルーツ数種・牛乳・コーヒー・紅茶（必ずティバッグが置かれるので各自お湯を入れて飲む）が並べられている。
こんなにエスプレッソやカフェオレ等のコーヒーの国なのに・・・コーヒー自体は香りも少なく全行程を通して美味しいコーヒーを飲むことが出来なかったしおまけにぬるい。コーヒー党には辛いんだよう。
電気ポットとレギュラーコーヒーを準備していったが、コレマタゆっくり飲む時間が無い。
と文句は此れくらいにしてと、ホテルを後にしてタオルミーナに向かう。
タオルミーナはイタリアを代表する保養地。
初めにギリシャ劇場を見学。シシリア第二の規模で紀元前3世紀の建造物。良くぞこんなものを建てたものだと感心する。
ギリシャ劇場の入り口近くにタオルミーナの５星のホテルが有った。
とても雰囲気の良いコジンマリとしたホテル。
添乗員さんの話だと１泊5万円位はするのだとか。
ブーゲンビリアに囲まれたエントランスが優雅な雰囲気を醸し出していた。
ここギリシャ神殿は夏の間、演劇やバレエやコンサートが数多く催されるらしく、見学をした時も舞台とパネルが置かれ、折角の景色が台無しだ。
本来だと遥か彼方にイオニア海とエトナ山が見えるはず。
添乗員さんの話だと、イタリア人はともかく演劇やコンサートが好きなのだとか。
流石此処には日本人ツアー客が居て、数組の団体と遭遇した。
それ以外は相変わらず地元民やヨーロッパ系の人達ばかり。
見学後メッシ-門を見て、ナタオルミーナのメインストリートを見て4月9日広場に行き自由行動の時間を1時間程取る。
早速目星をつけていたショップで麻のカットワークを施したブラウスを購入。やっぱり大きいサイズが有って嬉しいな。
シシリアはアーモンドの粉で作ったフルーツを型どった菓子が有名だとかで、菓子屋のウィンドウには、まるでオママゴトのようなフルーツ盛が展示されている。
可也甘い物なのだとかで敬遠して購入を断念。
又この地は「カンノーロ」と云う菓子が有名。
揚げ菓子でリコッタチーズと蜂蜜入りのカスタードが堅い目の薄焼きかりんとうの様な物でコルネの様に包まれている。一度旅行中にデザートに出されたが、流石の甘党の私でも甘すぎて口に合わず半分だけ戴いた。
話を元に戻してタオルミーナの郵便局で定番の記念の絵葉書投函をして、これまた定番のスーパーを探して入る。
現地の日常を感じるにはスーパーが一番面白い。
棚にはズラリとパスタ類が並んでいる。
オマケにどれも此れも日本の米2キロ入りくらいの大袋が目立つ。
やはり日本の米の状態だな。生ハムも骨付きからスライスまでチーズも大小多種類が売られ、どれも美味しそうに見える。
あちらこちらの店を覗きマヨルカ焼きの素敵な皿を見つけたが高～～い。日本円で2.3万はする。おまけに重いし断念した。
お昼はウニのパスタ。タオルミーナの市民公園の向かいのお店に入る。
ここのパスタは日本人向けに茹でてあり、お年寄りの多いこのグループには好評だったが私にしてはちょっと軟らかすぎ。
食後暫し市民公園を散歩したが、ブーゲンビリアの垣根の美しさに感動。
日本にいる娘に電話を入れると、ルビーと海をペットホテルから迎えたが、海がお腹を壊しているとのこと。
きっと環境が変わったので体調を崩したのだろう。何だか可哀想になってくる。ルビーも玄関口に張り付いて、悲しそうにピーピー鳴いているのだとか。ご免ねルビーと海。すまんのう娘よと心で手を合わす。
バスに乗り略2時間、シラクーサの町に着く。
旧市街地の観光を少ししてホテルに入る。本日の夕食はホテル内。
ノルマン風ペンネとメインのビーフ料理。
メインにいたっては何でこんな煮込んだコンビーフのような牛肉を食べなきゃいけないんだ！とちょっとウンザリ。2枚お皿に盛られたが、一枚もソコソコにご馳走様をした。
本日のホテルはパレス・ヘリオス、今回の鍵は事なきを得て、すんなりと入室できた。
3日目にもなると参加者の夫々のお顔もお年も判りかけてきた。
私達夫婦よりは一回り近く離れている方達が多く、最高年齢者は80才で此れにはビックリ。
でも本当にお元気で暑い炎天下にも拘らず、我々と一緒に1時間程の徒歩観光をこなしてらっしゃるのには脱帽。
同席した方達と楽しくお喋りをしながら、こんなツアーも悪くないなと思った。
夕食後、徒歩2分位の所にスーパーが有るというのでまたまた覗きに行く。
水を購入して明日の準備に備えベッドイン。
明日はシラクーサ観光とパンタリカ遺跡を見てアグリジェントに入る予定。
