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つむじやのlightful HAUS  *帰国後篇*
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ふるい日記の発見

2002年の暮れに書いていた文章が出てきました。

500 seeds of SPROUTS
  日常のあれこれを500文字でご紹介。
    そちこち芽を出すスプラウツ。縦横無尽の連想ゲームへ

A = art / C = cinema / E = event / L = live / V = voyage


1201_01 HERMITAGE (C)
1201_02 YES! FINAL (E)
1202_01 SOUTHPARK(C)
1203_01 GHANDHI(C)
1204_01 BLOOD SIMPLE/A THRILLER(C)
1205_01 JSA(C)
1206_01 花様年華(C)
1207_01 THE INVISIBLE CIRCUS (C)
1207_02 五島美術館 (A)
1208_01 BEGOOD CAFE (E)
1208_02 ray's coffee club
1210_01 ANNIVERSAIRE 25EME
1212_01 千葉HAMAKANAYA出張
1213_01 おーそーじ1er
1214_01 水泳部
1214_02 鈴木ちげるtheぽとらっち03 (E)
1215_01 鎌倉旅行 (V)
1217_01 忘年会y
1219_01 AWAKEY (E)
1220_01 忘年会i
1221_01 SAfro FAmily Xmas live (L)
1222_01 celadon-lunch
1222_02 spa-aromaFFF
1223_01 ☆friend Unite
1224_01 ニライカナイ (L)
1225_01 忘年会j
1226_01 rapture! african (L)
1227_01 おーそーじ2eme
1228_01 roundtrip for ECHIZEN (V)



 

20021201_01 Hermitageという方舟 


 有楽町・朝日ホールで開かれた、東京FILMEXのオープニング上映会に、かろうじてすべりこんだ私たち。
 運よくロシアのサンクト・ペテルブルクにあるという、エルミタージュ美術館への摩訶不思議な旅に出かけることになったのです。
 息をつめて見守る中「90分ワンカット」という驚くべき映画の旅へ。

 エルミタージュというのは「隠者の住居」という意味だそう。
 その広大な住まいを、二人の亡霊が縦横無尽、愛をこめて導いてくれます。
 華麗なる舞踏会と絢爛な衣装、膨大な数の絵画や凝った柱、天井に感嘆しながら一緒に散策をつづけるうち、いつのまにかほんとうに眠くて、夢をみてるのか、エルミタージュにいるのか、だれが亡霊でだれが実在するのか、ゆらゆらうつろうような映画なのでございます。

 美術館を放浪したあとのぼうぜんとした脱力感。

 でも何をさしおいて私が気に入ったのはラストシーン。
 蒸発する水平線の上の暗い空のいろと「私たちは永遠に漂い、永遠に生きるのです」という台詞が、なんともいえない怖さと美しさで響いておりました。


 まいにちいきるのSPROUTS

  *島尾ミホと吉増剛造のdocumentary「ドルチェー優しく」
  *チェーホフ周辺(大庭みな子の「燃える琥珀」から)

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20021201_02 YES! Finalとつぶつぶ効果  

 環境活動をになう若者達がつどって、いま活動推進のための意見交換とネットワークづくりを目指したイベント。神田のフォーラムミカサにて。
 たぶん最小限のお金と、若さゆえの活気と手作り感、熱いメッセージのあふれたイベントでした。

 昨年、Animals As Intermediariesの本を読み、自然と芸術と教育を一緒くたにした活動をしたい!と思う前から、環境に対する自分の責任、には気づこうとしてたと思う。
 だからこそ私ができることってなんだ、をわかりやすい言葉で示してくれたROR-JAPANはステキ。
 「資金を投資する際には、社会と環境に対する責任を自覚しよう」の一節は、最近サイフを開くと思い出すことば。

 セウ゛ァン・カリス=スズキ。
 「MYおはしを持ち歩く、シンプルだけど続けるのが難しいこと。氷山の一角だけど、少しずつはじめなきゃ」
 「一般の人に訴えることができるポイントは健康、食、ということ。メディアを上手に利用して人々を動かすで」
と、いろんなヒントをくれた。

  You can only see so much by standing on a shoulder of a giant.


  まいにちいきるのSPROUTS

  *大谷ゆみ子さんの「風の舞う広場」とオーガニックフード
  *WTOてなんなんだ?

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20021203 _01 GHANDHIのつむぐ景色

 ガンディジー。いつだってドキュメンタリーは心をあつくするけれど。こんなに泣いたよ。ガンディジー。
 They will have my dead body, but not my obedience.

 たしかなレジスタンスというのは、ほんとうにローカルでありながら、多くの貧しい人の共感と愛を得ること、その愛を語ること。
 蔑みにNOと言うこと。でもだからって暴力の連鎖をうまないこと。自らの信じる道を切り開こうとする勇気と行動の数々。
 南アフリカのレジスタンス、アシュラムの糸紡ぎ、塩の巡礼、断食と和解、くりかえす憎しみの種と歴史。

 スパイラルを描いてお互いの影をふみあい、最後に向き合って「あなたは私の親友です」と誓い合う結婚の儀式が、すごくいとしくて。
 ガンディーがこの奥さんをなくしてどれほどの喪失感か、ということもしみじみ痛かった。

 決してガンディーの非暴力による抵抗が、輝かしいものばかりでなく、迷い・苦しみ・犠牲のなかで、もがいてもがいたこと。
 それでもいつだって「カムバックホーム」だったこと。自分が信じるあかるいほうへ、慕い慕われるものと歩もうとする屈しない勇気と痛みを。


 まいにちいきるのSPROUTS

  *アーユルヴェーダの土火と風
  *インディラ・ガンディー元インド大統領と近現代インド政治史

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20021207_02 世田谷の雨の庭

 五島美術館。
 安土桃山時代のお茶ビトたちは、なんだってあんなに遊び心が満載なのか。
 いにしへの器の、華がとりどり。

 世田谷区の上野毛にひっそりしっとりたたずむ五島美術館は雨ノ中。
 知る人は知っている価値ある美術館とのこと、私はその存在さえ初めて知りました。
 学生時代の友人Kちゃんのお招きで、上質な焼物を見られるというのでやってきたところ。展示終了まぎわのため、ショウケースをびっちり埋め尽くす大人たちの熱心さには、辟易しちゃうわ。

 それでも、数百年を経てなお斬新。あまたのお茶碗のテクスチャとデザインには全くウットリ。
 ああこれが自分ちで棚の中に整然とならんで、ホームパーティーでの出番を待っていてくれれば最高なのに!などと。

 こうやって上へ下へと舐めるように眺められる気分はどうですか?ときいてみたい。
 マンガ「静かの海」でおばあちゃんに語りかける家具たちのように。はずかしくって悲鳴をあげているお茶碗がいるかもしれないよね。

 小川芋銭の陽気な秋の絵はがきを手に入れて、またぜひ訪れたい美術館だと思うことしきり。
 仁王様もこころなし、ふっくら優しいお顔のようでした。アナオカシ。


 まいにちいきるのSPROUTS

  *興福寺の阿修羅マイラブ

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20021208_01 ヨーコオノのシャーマニズム

 ヨーコってつくづく不思議で貴重な倭人だな。ジョンレノンは幸せモンだな。
 湯川れいこさんの話をBEGOODできいて思ったんです。まあ私が言わなくたって、本人が一番わかってたんだろうけど。
 ヨーコって巫女のような顔をしている。

 「はっきりいってヨーコって全然かわいくない女。
 だけど、堅い花びらを丁寧にていねいにほぐすようにしてめくってみると、ほんとうのオノヨーコに出会うときがきて、ああなんて、かわいそうなひとなんだろうって」

 アートとミュージック、アートと政治、ミュージックと愛、どれもかかわりが深すぎて、ずいぶんいろんな意見が出尽くしたんだろう。音楽や芸術がこんな世の中に何が出来んの?ってことなんかは最近特に。

 でも自分の愛する誰かを自分だけのことばで語ろうとするとき、音楽は生まれるし芸術は始まっているんだろう。
 そしてそこに政治や社会が関係ないわけない。
 シャーマンは、そんなバランスを調合して、すくいあげたエッセンスをクチビルに、詩にのせてみんなに運ぶアーティストの名前だったんでしょう。

 エッセンスはビリビリ空気ふるわせて、いつのまにか、新しいバタフライ1羽分の風がうまれるでしょう。シャーマン万歳。


 まいにちいきるのSPROUTS

  *ヒジュラ(インドの巫女であり売春婦であり男でも女でもない)
  *ストリートをとりもどせ、ソウル・フラワー・ユニオン

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20021215_01 江の電おやこ節

 江の電にははじめて乗ったんです。
 目の前のあったかい海がいったりきたりするのに見とれて、あきれるほどたくさん乗ったんです。おやこで。

 田端に住んだ芥川さんに、長谷の鎌倉文学館で出会えたのは嬉しい偶然でした。
 旧古川庭園にすこし似た?洋館の渋いエボニーの内装に、凝ってるのにシツコクないステンドグラス。
 粋。

 にしても、冬のサザンがいい。とくに季節外れの真夏の果実はたまりません。あと「はまべに咲いた紫のなみだ~」で、グッときたり。
 夜はついつい、畠山美由紀の「遠い灯、遠い町」が「ふりつもる 木の葉の色を あつめてつくった あなたとの夕暮れ」
 なんとも。海は詩をうたわせるのがうますぎてズルイ。

 翌日は鎌倉散策&寺巡り。
 若宮大路の加満久良という店で、常滑のいろにすっかり魅了され、母に急須をねだって、ごめんなすって。

 寺シリーズ中、お気に入りは長谷寺の輪蔵(回転式経典棚)。
 縦横3メートル以上ありそうな棚を、うんしょ、とばかりに回転させると一切経のご利益有り。昔人の発想には驚くばかりだ。

 小町はコアンドルのディナー、鎌倉プリンスバイキング、アトリエ喫茶の釉、ありがとうありがとう。
 母さん、マンプクです。
 嬉。


 まいにちいきるのSPROUTS

  *明星のちろりにひびけほととぎす(龍)
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