|
テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:カテゴリ未分類
海外の大学で学ぶ友人から
「どういう経緯でスウェーデンの大学院に留学することになったの?」 という質問をもらいました。 簡単じゃない質問です! これ!と簡単に答えられないので、以下の点にまとめてお答えすることにしました。 どういう成り行きで留学することになったのか(留学する前に何があったのか)、 どんな動機があったのか、 どうやって留学先を見つけたのか、 そこに何を期待していたのか、 をメインに書いてみました。 長くなってしまったのですが、ひょっとしたら、興味がある人がいるかもしれない、 というのでブログで公開することにしました。もしかすると、もしかするかも。。。 なにより、私が苦手な「振りかえり」をするのに、とても役立ちました。(CVや志望動機書作成にも。)ありがとう、ぺこちゃん。 *** 私は大学で環境について何も学ばないまま、 海外の環境系の大学院に入ってしまいましたが、 その分、他の経験をたくさんできたので、ある意味「得したな~」とも思います。 私が大学院に入った経緯は、3つの段階的な流れが結果的に交わって起こったようです。 *1. アカデミックな刺激* - 高校で興味があった英語(主に視聴覚)、音楽、世界史、時事社会 - 大学で興味があった文化人類学(中東の遊牧民)やアフリカンダンス、 教育学(フリースクールや博物学)、メディア学(映画、ラジオ、etc) *2. システムエンジニア時代* - コンピュータとシステムについての基礎知識 - 特に30~60代の先輩(主に男性)からの「仕事の哲学」についての学び - 東京でのunsustainable lifestyle(紙の大量印刷、コンビニ弁当、携帯電話、 深夜残業、無駄な買い物、etc) *3. リタイア&エコ&デベロップメントへの目覚め* - 八ヶ岳での環境ガイダンス(環境概論とワークショップ、自然&野外教育) - スロービジネススクールのネットワーク(フェアトレード、環境、アート、メディア) - 京都のNGOで開発途上国のコミュニティー援助(農業、コンピュータ、 ファンドレイジング、広報誌作成) - 東京・大阪・その他でアースデイ、キャンドルナイトなどエコ系イベントや ワークショップの開催と参加 *個人的に影響されたと思う出来事* - 1995年1月17日:阪神淡路大震災(大阪の自宅で震度6) - 1995年3月20日:地下鉄サリン事件(父が東京在住) - 2001年9月11日:アメリカ同時多発テロ事件 - 2005年12月~2006年2月:平成18年豪雪(祖父母宅で雪下ろし) そんなことをいろいろやっているうちに、 これは本格的に環境について学ぶべきときが来た、と思いました。 海外のマスターコースで修士号をとり、できれば就職に活かしたい、 (たとえば国連で働くには修士号が必要)という気持ちと、 もっと根本的な個人的野望 「地球の上で、自分とみんながこれから先、長く気持ちよく楽しく暮らせるように、 科学もアートも含めた総合的な「サステナビリティー」の根っこを 自分の中にしっかり張って、たくさんの人と話をして、一緒に 環境を考え、少しずつ改善することに貢献したい」 と思うようになりました。 「手遅れにならないうちに」(自分の年齢的にも、地球の危機的状況についても)。 「私にできること、したいこと」がある。 だから、私が効果的に「できること、したいことを成し遂げられる」ように、必要な 思考的ツール(システム思考)、学問的根っこ(サステナビリティー学) そして二度とめぐりあえないリッチな世界のネットワーク(先生たちとクラスメイト) を手に入れよう。わくわくわくわく。。。 そこで、さあ、どこで勉強しようか、と思って、ネットを検索して いて出会ったのがLUMES。一目でピンときた、とも言えますが、 じっくりウェブを読んで、ルンドも一度訪問してそれから決めました。 イギリスのシューマッハスクール、アメリカのタフツ大学、スウェーデンの ウプサラ大学なども候補にあったけれど、結局LUMESしか申請せず。 もし落ちたら、日本のNGOかNPOでガツガツ働く予定でした。。。 いくつかの有り難いオファーがあり、それも魅力的かつ現実的だったので・・・ いろんなことをやってきたけど、無駄な経験というものはなくて 今の自分とこれからの自分、「サステナビリティーと環境」に すべてつながっているな、と感じます。 大学院のアプリケーション(入学申請書)に、つたない英語で 上記の経緯を志望動機として書いた記憶があります。 まぐれの偶然で受かりましたが、つまりこれは私に必要なステップだった ということだな~、と感じています。 なぜスウェーデン?なぜLUMES?という問いには・・・ *スウェーデン* 「持続可能な国」を自称するスウェーデンへの興味、アメリカやイギリスとは違う教育(生涯学習を含む)と福祉政策、ヨーロッパ連合の一員としての役割、ナチュラルステップと企業の環境教育、授業料無料 *LUMES* 10年目の学際的なプログラム、2年間のカリキュラム、システム思考、世界中からのクラスメイト、ルンド市の魅力 ちなみに、これらは全部、私がスウェーデンに来る前に考えていたことです。 いま、どんな生活をしているか、どんな学びをしているかはブログや、 別ページ「LUMESについて」にまとめたので、興味があればそちらをどうぞ! というわけで長くなってしまいました。 はたして何かの助けになるのでしょうか???? うーん、ぺこちゃん、that's it for today. つむじや拝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|