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書評日記  パペッティア通信

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Jul 28, 2006
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カテゴリ:政治
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▼  いやー。昭和天皇の靖国神社メモ。
「だから 私あれ以来参拝していない それが私の心だ」


▼  20日朝刊で『日経新聞』がスッパ抜いて以降、ネット界では、何だかバカ右翼たちが爆笑ものの右往左往ぶりを示しています。これほど笑えることが起きていたのに、今までまったく気づかんかった。これ、漫才のつもりなんでしょうかネ。


▼  バカ右翼反応その1  『天皇を政治利用するな!』

いやー、ホント馬鹿ちゃいますか? 保守ちゃん、ウヨちゃん。
そもそも、なんで左翼やリベラルが、天皇の政治利用なんかしなけりゃならんの?  天皇制なんて、打倒するためにあるものでしょ。せいぜい、京都御所にお引取りいただくのが、もっとも天皇家への暖かい対応ではないですか。 天皇を政治利用できるのは、あなた方のお仲間。「天皇の御心」を大事に思う方、すなわち保守・右翼しかありませんぜ。 左翼・リベラルな人々は、このようにキミたちに問いかけているだけです、靖国神社に行きたいなら、個人の勝手なんだから、好きに行けばよろしい、しかしそれは、お前らの思想信条と矛盾してはいないかね?、とね。キミたちは、今後2度と「戦後民主主義・個人主義が公を堕落させた」なんて言ってはいけません。もちろん、「個人主義」「自由主義」批判も、してはいけません。「天皇の大御心」という「公」に背き、「個人主義」に基づいて参拝するんだから。


▼  バカ右翼反応その2  背後には政治的思惑が隠されている!!

いやー、ホント馬鹿ちゃいます? 保守ちゃん、ウヨちゃん。
ミーちゃん、ハーちゃんではあるまいし、今さら何カマトトぶってるんだヨ、おまえら。政治的思惑のない記事なんて存在する訳ないだろう。新聞はそもそも、編集会議で重要とおもわれる順に記事の大きさを決めてるんだから。世間における重要かどうかのラインに、政治性なるものが存在しないはずがない。ナイーブさを装ってる分だけ、キモすぎ。止めてくれんかな、ホント。


▼  バカ右翼反応その3  日経報道は、安倍晋三潰しだ!!!

いやー、ホント馬鹿ちゃいますか? 保守ちゃん、ウヨちゃん。
その程度で潰れんなら、そんな奴首相になる資格はねえよ。たしか彼のカルフォルニア大2年留学は、学歴詐称という話だったし(1年間は英会話学校で、1年しか行かなかったと言われてたけど、裁判どうなったんだよ? 安倍事務所はよー)、統一教会と深い関係のある政治家のようだし、パチンコ利権の鬼だし、安倍晋三なんて最初から首相の資格なんてない、といえばそうかもしれない。 まあとにかく、自意識過剰はキモイとだけ言っておきます。小沢民主党にとっては、君のようなオッチョコチョイの人間に首相になってもらった方が扱いやすいんだからネ。いい機会だから、首相になるの止めたら? まだ麻生とか谷垣の方が、なんぼかマシなんだから。


▼  しっかし、アニメ・漫画オタクだからって、麻生支持する人いるらしいネー。俺の周りにもいたりする。ブルックナーとワグナーを愛聴したクラオタの小泉純一郎が首相になっても、ちっとも良いことは無かったことを忘れたのかなー。日本人って学習しませんねー。


▼  バカ右翼反応その4  富田メモは、ニセモノだ!!!徳川侍従長の発言だ!!!


いやー、ホント馬鹿ちゃいますか? 保守ちゃん、ウヨちゃん。
ホント、今回、これが一番の大笑いでした。受けに受けた。そりゃそうだ。「天皇」に否定されたら、保守も右翼も終わり。「大御心」に背く逆賊。立つ瀬がないもんなー。分かるよ、その否定したがる気持ちは(笑)。 たとえば「依存症の独り言」他にも色々あって実に笑える。そもそも、メモという書いた本人だけが分かればいいものに、メモ全体の記述やスタイルの「一貫性」を見つけようとして、いったい、どうするんだろう……… こいつら日記とかメモとか、書いたことないのか?  後でメモを読み直してみても、何を書きたかったのか分からないという、当たり前の経験さえしたことがないのか? 素直に読むしかないでしょ、詰まっても。 このネット騒動を見ても、日本人の知性の低下ぶりが良く分かる。 当然、徳川侍従長の発言メモだとしても、矛盾はいくらでも出てきてしまうでしょ。 たとえば、松平宮司に向かって、徳川侍従長が「親の心子知らず」というのか?なんだそれ。 そもそも、富田宮内庁長官が「私参拝しない」なんて侍従長発言メモって、いったい何の意味があるんだろう。理性のカケラもないのか保守はって、元々無いのかも知れないが (笑)


▼  バカ右翼の迷走ぶりを心おきなく笑うためにも、毎日新聞の朝刊に出た特集をネット共通の資料にするため、転載させてもらいます。秦郁彦氏のこのメモの評価は、スタンダードとなるもんでしょう。ご本人から苦情がくれば削除します。では。


●  合祀の手順の説明を 秦郁彦(日本大学講師)

従来の推定を裏付ける第一級の歴史資料
靖国神社は天皇参拝の中断覚悟で決断


 日本経済新聞社が入手した故富田朝彦元宮内庁朝刊の日記とメモに、目を通す機会を得た。日記は1986年まで、メモ手帳は86年から昭和天皇が崩御される半年前の88年6月までで、両者は重複していない。

 日記は害して簡潔だが、メモは天皇の発病(87年9月)以降は病状を記録する意味もあってか詳しくなり、昭和天皇も信頼する富田氏に言い残しておきたいとの気持ちもあってか、自らさまざまな話題を取り上げ、秘話的なエピソードを含めて語っている。皇室の内情に触れた部分もあり、全面公開は無理だろう。

 第一級の歴史資料であることはすぐに分かったが、この時期に公開することによる波及効果の大きさを思いやった。

 富田氏は天皇が亡くなられた直後の89年1月9日から数回、「亡き陛下をしのぶ」と題したエッセーを読売新聞夕刊に寄稿している。比べてみると、日記やメモを参照しつつ書かれたことは明らかだが、今回発表された靖国神社関連の話題への言及はない。

 さて、論議の的になっている富田メモの靖国部分の全文についてだが、97年に故徳川義寛侍従長の「侍従長の遺言 昭和天皇との50年」(注 岩井克己 聞き書き・解説 朝日新聞社刊)が刊行されて以来、他の関連証言もあって、天皇不参拝の理由がA級戦犯の合祀にあったことは研究者の間では定説になっていた。徳川氏は松平永芳宮司とのやりとりを、「天皇の意を体して」とあからさまには書いていないものの、関係者や研究者はそのように読み取ってきた。

 したがって、私は富田メモを読んでも格別の驚きはなく、「やはりそうだったか」との思いを深めると同時に「それが私の心だ」という昭和天皇発言の重みと言外に込められた哀切の情に打たれた。なぜか。

 応対した徳川氏がA級合祀に疑問を呈したところ、「『そちらの勉強不足だ』みたいな感じで言われ、押し切られた」(「侍従長の遺言」)という。また、当時の靖国神社広報課長の馬場久夫氏によると、「こういう方をおまつりすると、お上(天皇)のお参りはできませんよ」(21日付毎日新聞朝刊)と宮内庁の担当者から釘を刺されたという。

 つまり、当時の松平宮司は天皇の内意を知らされた時、今後の天皇参拝が不能となってもかまわないという覚悟のうえで合祀に踏み切ったことになる。それは「私は就任前から『すべて日本が悪い』という東京裁判史観を否定しないかぎり、日本の精神復興はできないと考えておりました」という松平氏独特の歴史観に発していた。

 しかも、合祀を期待していなかったはずの遺族(と本人)の事前了解もとらず、神社の職員に口止めしてこっそりまつったため、半年後に共同通信がスクープ報道するまで、国民も知らされていない。松平路線を継承しているかに見える現在の靖国神社は、当然の手順を踏まなかった理由を説明する責任があると考える。



▼  なんというか、真夏の漫才という雰囲気である。ぜひ、もっともっと笑わせてほしい。


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Last updated  Jul 29, 2006 02:20:03 AM
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