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書評日記  パペッティア通信

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Aug 4, 2006
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カテゴリ:政治
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▼  なんでも、 安倍晋三官房長官が、4月15日、周囲にバレないようにこっそりと靖国神社に参拝していたらしい。わざわざリーク先は、安倍晋三周辺というのが笑える。個人の思想信条なら、堂々と参拝すればよかろうに、あいかわらず肝っ玉小さい奴だネ。無い知恵絞って編み出した参拝方法とは、コソコソ報道陣に見つからないように、靖国神社参拝をおこなうことだったらしい。コソ泥も真っ青である。


▼  世にいわれる、「○○○主義者」といわれるような人たちは、信じる思想を選び実践する人たちではない。逆である。思想に選ばれた人たち、それが「○○○主義者」なのだ。共産主義者、自由主義者、フェミニスト、ファシスト、イスラム原理主義者…彼らは、みな思想に選ばれた人たちなのであって、その逆では断じてない。だからこそ、実践が要求されている。思想に選ばれた人たちだからこそ、己の肉体をその思想に差し出すことを許すのだ。世界革命、「不滅の自由」、男性支配打破、ユダヤ支配打倒、イスラム革命…数々の観念・理想に捧げられたことで生まれた、まがまがしい生贄たちの群れ。思想は、中途半端な人たちなど相手にしない。


▼  安倍晋三は、『美しい国へ』(文春新書)の執筆者らしい。安倍晋三は、『美しい国へ』あこがれているのだろう。必要なのだろう。しかし、その『美しい国』は、果たして安倍晋三を必要としているのだろうか。安倍晋三は、その理想を実現するために、わが身を差し出しているのだろうか。実践しているのだろうか。彼は何もしていない。そもそも、思想信条で参拝といいながら、記者にも隠れてコソコソ参拝しているのだ。彼にとって『美しい国』とは、自分が思うような美しさを他人に強制することで果たされるものなのだろう。下品にして卑劣な心性。『美しい国』には、下品な安倍晋三は必要あるまい。美しくない「北朝鮮」にでも、移住されたら如何か。むろん、デブで美しくない福田和也・宮崎哲哉ともども処刑してもよい。「皇国に下品な男は不要だ」(伊武雅刃の声で)


▼  さて、冗談はさておき。富田宮内庁長官のメモのお話である。週刊新潮が、「富田メモはニセモノだ!」と力説するHP・ブログをソースに、ほとんどまるまる盗作・引用の記事を作っていて驚いた。いいのか?アレ。まあ、右翼さんは、日経新聞に「メモが天皇の発言とする根拠はなんだ!」「メモを検証しろ!」「誤報だ!」と騒いでいるようだ。そりゃあ、根拠は本質直観に決まっとるだろうに。一々、日経に突っ込む前に考えろよ。流れはこんな感じか。   「メモ帳全体を読んで、天皇の言葉使いや天皇しか知らない話がい~っぱい出てきた  →  天皇の談話が記されたメモだ  →  該当部分も天皇に違いない(本質直観)  →  どうやらそんなに違わないらしい(検証) 」。実際秦も、公開は無理といってるくらいのものなんだから…………


▼  な~んて思っていたら、日経新聞が昨日(8月2日)から富田メモ特集である。張り切りすぎて怖い。とりあえず、1については写真もあるし、電子化されてもいるので、2をあげておきます。


●  昭和天皇との10年 富田メモから 2 

長官就任「男なら諾」
気さくさ、包容力に敬愛の念


 富田朝彦氏は1974年に内閣調査室長から宮内庁次長に就任した。次長時代も含めると14年間、昭和天皇に仕えたことになる。以後、これほど長く天皇に仕えた長官はいない。

 78年に長官に就任した当初は、約25年間在任し名物長官といわれた前任の宇佐美毅氏と比較されることもあった。前年の77年の日記には宇佐美氏から長官就任を打診され、ためらう気持ちがつづられている。

 「宇佐美さんより話を聞く。私未(いま)だその任に到らずと辞すもいかなるか。宮内庁幹部に関する人事問題を漏らさる。未だ咲きのこと。考えるべきこと思いを擬すべきこと多からん。家人に何も語らず。何かを覚らせんとも思うが、未だ固まらず」(2月28日)

 「宇佐美さんに心境の一端を申し、宇佐美さんにすすめられる判断をお聞きした。『幾度かお願いしたように心に決めていただきたい。次長(富田)に宮内庁に来て戴(いただ)いたときから考えていた。また来てもらうについては色々の人に意見を聞いた』」(5月14日)

 富田氏は78年5月に次長から長官に就任する。前月の4月16日付の日記には「自分はその地位(長官)を何ら求めたことはない。今回予想されることは2年前からの話。しかし男ならそう言われて諾と言わざるをえない。一番苦しい時代と考えている」と重責への覚悟を述べている。

 富田氏の親族は、警察官僚出身の富田氏にとって、「宮中の諸事」にはとまどいも多かったと話す。しかし、昭和天皇に接していくうちに敬愛の念が深まり、長官職の責務への自負心も強まっていったという。

 79年1月14日付の日記では、天皇が老朽化した長官公邸の修理を勧め、それに富田氏が感動する場面がある。「古いけれど風格のある建物ですから、自然と共にいるように自分を鍛えるよう努めます旨申し上げる。“そうかい”と合点され立ち際に“長官大事にね”と2度も仰せがあった」。このころには天皇と深い信頼関係で結ばれていたことを感じさせる。

 「警察庁長官の進講。陛下、誠に明晰(めいせき)に数ケのご質問あり。それには内心驚嘆せり」(85年7月3日付日記)と天皇の明晰さに驚かされる一方、気さくさと包容力に親愛の情が増していく様子もうかがえる。

 「本年は至らぬこと多く恐縮しております、と申し上げたら、色々よくやってくれて満足していますと仰せがあり、更(さら)にそれでね長官と、また若干お話する。何か大海原に向かって晴れた地平線を見るごとき感を抱く」(82年12月28日付日記)

 「陛下より卜部(侍従)を通じ、先日私が言ったのは誤りがあった。長官にとのお話。有難く、これだからと思う」(86年7月15日付日記)

 昭和天皇晩年の87年、88年の富田氏の手帳を見ると、スケジュール欄には週2回程度「言上」(天皇への報告)という文字がある。その文字は他の項目と違い、丸く線で囲まれている。富田氏にとって最も重要な公務であると同時に、心待ちにしている特別な時間でも合ったのではないだろうか。



▼  なんか木戸日記、本庄日記みたいな感じになりそうですねー。まずは日記の価値の高さ、天皇との心の交流で、「資料的価値」を強調する作戦のようです。楽しみですネー。えっと、保阪正康の評価をあげていなかったので、後であげておきます。


▼  それでは。


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Last updated  Sep 20, 2006 09:45:19 PM
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