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書評日記  パペッティア通信

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Nov 1, 2007
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2007-10-30 愛国戦隊大日本

 製作当時、『アニメック』で、池田憲章の連載のパロディーとして書かれた文章で知ったとき以来、初めて現物を見た「愛国戦隊大日本」である。
 しかし時は流れた。もはや、右翼といえば反共という図式が成立しない。ロシヤはもはや社会主義国ではないし、佐藤優のようなロシヤのスパイの右翼も登場した。

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▼   ミスの多い方ですな、小谷野氏は。


▼   「愛国戦隊大日本」は、1982年8月14日、日本SF大会「TOKON 8」で放映。 製作されたのは、当然、1982年ということになる。


▼   そして、池田憲章の「特撮ヒーロー列伝」のパロディ、「ゼネプロ講座」番外編は、『アニメック』28号、すなわち1983年1月号に載っているんだから、「製作当時」では、どう見てもおかしい。


▼   と、小谷野氏流の「重箱の隅」をやってみたが、ホント、嫌らしいね。 こちらにまで人格の悪さがうつりそうだ(笑)。 つーか、本当に「ゼネプロ講座」のパロディを読んでいたら、2005年まで読売新聞解説部次長やってた、波津博明記者率いるイスカーチェリSF倶楽部との大ゲンカのことまでさりげなく触れられているんだから、およそ「製作当時」なんてマヌケなことを書くはずがないと思うんだけど。


▼   だいたい、「時は流れた」と言って書く内容が寒い。


▼   「愛国戦隊大日本」をめぐる論争では、「イスカーチェリにダイダロス・アタックを!」なる題名で、ゼネプロ陣営として参戦。 これが山形浩生の鮮烈なデビューであり、小谷真理や宮崎哲哉に対する、後の「売られてもいない喧嘩を勝手に買う」芸風の出発点、と考えると、まことに感慨深い。 山形浩生の書いた『新教養主義宣言』なんて、この人のデビューを知っている人なら、とても買う気はおきませんよ。 何が悲しゅうて、山形浩生なんぞに、教養のなんたるかを教わらなきゃならんのだ …… 時代は変わった、と思ったね。 まあ、クルーグマン本のお世話になった、この私が言うのも何ですが。


▼   「反社会主義的だ!!」「東欧のSF作家からSF大会宛に祝電までもらいながら、その社会主義を侮辱するフィルムをSF大会で上映するとは、いったい、何事なのか!」と吼えてから、はや、20年。 波津博明記者は、2000年の「ゴア VSブッシュ」の大統領選では、パンチカード式投票にみられる「アメリカ草の根民主主義」を「未熟」と、嬉々として断じる記者になっていた。 わたしは情けなかった。 草の根への蔑視。 これは、社会主義者として首尾一貫した言説なのか。 それとも、読売的保守主義への変節とみるべきなのか。 現在、大妻女子大の教授にトラバーユされた波津博明氏は、読売新聞を追放されたのか? それとも読売新聞と主義主張があわなくて退社したのか? せめて、自己の言説については、はっきりさせる責任があるだろう。 SFが政治であった、最後の世代の責任ではないか?


▼    時が流れたとは、こーゆー、「有為転変は世の習い」を感じさせるものをみせつけられたときに言うべきセリフであって、福田和也や松本健一等、昔からあるものについて使う言葉ではないだろう。 どうみても誤用だよなあ。


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Last updated  Nov 2, 2007 09:53:05 AM
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