安岡 正篤の一日一言(名言) 9月1日 佳書と出会う(1)
佳書とは、それを読むことによって、
我々の呼吸・血液・体液を清くし、精神の鼓動を
昂(たか)めたり、沈着(おちつ)かせたり、
霊魂を神仏に近づけたりする書のことであります。
佳(よ)い食物もよろしい。佳い酒もよろしい。
佳いものは何でも佳いが、結局佳い人と佳い書と
佳い山水との三つであります。然(しか)し
佳い人には案外会えません。佳い山水にも
なかなか会えません。ただ佳い書物だけは、
いつでも手に執(と)れます。
*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言
六中観 [正篤 ]
忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。
甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右
「私は平生窃(ひそ)かに此の観をなして、
如何なる場合も決して絶望したり、 仕事に負けたり、屈託したり、
精神的空虚に陥らないように心がけている。」と。
安岡 正篤(やすおか まさひろ)
1898年(明治31年)2月13日-1983年(昭和58年)12月13日)
陽明学者・思想家。
安岡には政界だけでなく、財界にも多くの心酔者がおり、
三菱グループ・近鉄グループ・住友グループ・東京電力など
多くの財界人をも指南していたとされる。
終戦時、昭和天皇自身によるラジオ放送の終戦の詔書発表(玉音放送)に加筆し
原稿を完成させたことから皇室からも厚い信頼を受けていた。
数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡を頼りにしていたことから
「昭和最大の黒幕」と評される。
人物を修める [ 安岡正篤 ]
青年の大成 [ 安岡正篤 ]