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ここ5年ほど、いわゆるBPRの世界での研究に携わっており、業務改善、業務効率化について考えています。使っている時間はとても少ないのですが、ずっと関心が持続しており、日々の仕事の中でもしばしば頭をよぎるテーマになっています。
現在私はベンチャー企業の世界で仕事をしていますが、ベンチャー企業を見ていて、成長速度と業務効率との関係について考えさせられることがときどきあります。 いわゆるエクスペリエンス・カーブのコンセプトは、累積生産量と業務効率の改善とが正相関するということを表しています。また、ベンチャー企業においては業務効率の改善よりも売上の拡大のほうが、少なくとも短期的には企業価値の拡大につながることも、多くの場合には正しいように思われます。 ただ、一部の業務においては、企業の成長速度に業務効率化が追いつかず、非効率な業務のあり方がそのままになったまま業務規模が拡大し、業務効率の改善をいっそう難しくしているケースを目にすることもあります。 また、そのような職場では従業員が疲弊していて、企業価値や企業文化に悪影響を及ぼしていることもあります。 これらを当社にあてはめると、例えばインキュベーションセンターの運営においては、立ち上げ当初と比べると格段に業務効率は上がっているものの、実はまだまだ改善の余地を見出すことが出来ます。とにかく当面は、業務効率、それからサービス品質の向上と企業の成長とが両立できるバランスを保ちながら事業を行っていきたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.21 22:58:14
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