日経ビジネス2006年12月4日号で、ベネッセコーポレーション会長の福武会長の下記のような言葉が紹介されています。
「東京は刺激、興奮、緊張、競争といったものしかない空間です。自然や歴史が周りになければ、人間というキーワードは出てきません。意思決定の拠点を東京に置いたらダメになると思い、本社は今も岡山に置いています。」
東京という中央をどう評価するかはさておき、地方での経済活動振興という意味では、自然環境、歴史などその土地の特徴をいかすことは重要だと思います。
例えば米国西海岸について考えてみても、やはり気候の良さというのはシリコンバレーなどの集積を形成する上で、決定的ではないにせよプラスに働いていると思います。
日本の場合、多くの地方出身者が仕事の便宜上東京で働いていますが、お盆や年末年始には帰省をしているわけです。簡単なことではありませんが、地方でも仕事ができる環境をより整備することで東京で働いている地方出身者や東京に拠点を置く企業を地方に呼び戻すあるいは誘致することが出来る可能性は十分にあると思います。
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Last updated
2006.12.08 00:45:55
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