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日記

日記

ヨガとの出会い

ハト

一番、最初にヨガに出会ったのは、小学生のころ。

母が買ってきた女優のヨガ本。
ヨガで美しく痩せた・・と、
中には女優がポーズをとってる写真。

畳の部屋で一生懸命、ポーズをマネしてみた。
完全に、体操だと思ってた・・。


本格的に始めたのは、産後。
産後エクササイズのクラスを通して知り合ったママさんたちが
かなりの割合でマタニティヨガを体験していた。

「ヨガってそんなにいいんだろうか」
そして、『ヨガ』という未知なる世界に足を踏み入れてみたかった。

そんな折、友人が通っていたママヨガへ。
東京のとある児童室でのヨガ。
講師は某スクールのアメリカ人ヨガ講師。
ほとんど、説明は無く、アーサナが進められていった。

呼吸の大切さも知らずに、
ひたすらポーズをマネしていた。
かなり、産後の弱った筋肉にこたえた。

終わった後はふにゃっと力が抜けた。
気持ちよかったけど、少し「違うんじゃないか」
そんな気がした。
同じ赤ちゃん連れのママさんたちと楽しかったが
このまま続けていく気になれなかった。

何ものかにひかれるように自分で探し始めた。
といっても、たまたま子どもを医者に連れて行った
待合室でヨガスクールが雑誌に載っていた。
いくつかの中で、一つコレと思うのがあった。
作務衣を着た若い男の先生が、教室で生徒を前に
先導している写真『綿本ヨガスクール』だった。

やはり、指導者は若い方が感性が近くてイイ。
そんな気がしていた。
もしかすると、ヨガの世界では経歴が浅いかもしれない。
しかし、自分がその世界で磨きたいときに
先生の存在が比較的近いところにあれば、
目標が定めやすいのでは・・と思ったから。

早速、家に帰り体験を申し込む。
子どもも下見をした民間の保育園に預け始めることにした。
いつまでも、一緒にいては自分のやるべきことができない。
何だか子どもとくっついていることで自分の居場所がある、
と依存している。そんなことに気づき始めたから。

1年ぶり、一人の身になって行ったヨガ。
最初は、ただひたすら先生のマネをして・・
辛いポーズにも多少ムリをして耐えて。

そして、終わった後、なんともいえない気持ちよさが残った。
「ここで、続けよう」
問題なくそう思った。

「瞑想」って何なの。
色々な疑問は残ったが、その瞑想タイムは3ヶ月間くらい
眠りに落ちていた。→寝る時間だと思ってた。

3ヶ月間。
毎週火曜日に通い続けたとき、変化を感じ始めた。
身体の動かなかった足の指や、産後の不調で
引きつっていた手の指がしっかり伸びてきた。
意識が通い始めた瞬間。感動した。

何より、「瞑想」の時間に眠らなくなった。

静寂の中に、意識がある。

この頃から、次第に
考え方が前向きになってきた。
後ろ向きだった自分に気づき始めたから。
もちろん、それは産後から徐々に気付いていたけど、
この頃は特に大きく変化した。
どんどん、何でもできる気がしてきた。

ちょうど、綿本ヨガスクールで指導者養成コースが始まった。
10名の定員になっていたが、キャンセルが出たということで
ギリギリ、入ることができた。

ヨガに通い始めてから4ヶ月目のこと。
その頃には身体も産後の時期を抜け出してきた。

そんななか、体力がついてくると
いつもの老若男女向けヨガだけでは足りない気がしてきた。
もっと、身体を鍛えてみたい・・そう思い始めたころ
荻窪にあるIYCへアシュタンガヨガをやりにいった。

一言で言えば、余りの違いにただただビックリ。
両方ともそれぞれの気持ちよさがある。
とはいえ、アシュタンガヨガは相当な身体の鍛錬を必要とする。
通ってくる人もエアロビや体操のインストラクターが目立つ。
綿本ヨガスクールはヨガをヨガセラピーとして
人々の心身の健康に貢献している。
そして、IYCのアシュタンガ・ヨガは
少し難易度の高いアーサナも取り入れつつ心身を一体化させていく。


9月に綿本ヨガスクールにて指導者の資格取得。
ヨガ講師の誕生だ。

綿本先生は言う、
「後はこれですよ」と、
握りこぶしにして曲げた腕を私に見せて言った。
要は、どれだけの期間・内容を学んだかだけではない、
その人個人の持つ要素に磨きをかけてこそ「ヨガ」。

身を引き締めた。

なぜ、私がヨガ講師の資格を取ったか。
それは、自分が気持ちよいと思ったヨガ、
身体が細部に至るまで意識化されていき、
心までも細部が意識化されていく。
心身ともにコントロールしていく。
やがて、全てをコントロールしている本当の自分につながる。

そして、自分というものが際限ない広がり、
全てのものとの隔てないつながりを見出していく。
私がヨガで進む方向。

教室を開くのは
自分への自信が持て、人生が楽しくなる。
そんな人が増えれば・・という思いからです。









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