本の事

最近、あちこちの掲示板で少し触れたりしてる本の事です。
これは「運命は「口ぐせ」で決まる」と言う本で佐藤富雄って方が書かれた三笠書房のです。

著者は…
肩書きがすごいです。
医学博士、理学博士、農学博士、健康科学研究所教授、中国医科大学の名誉教授…。
普通なら成功した人の自慢話し的なのって、ちょっとな~なんです。
ホムペとか、メールでも良くあるでしょ。
私はこれで成功して云々みたいなマルチ商法的なの。
でも、これも何となく手にとって目次を見たら何だか興味が湧いてしまいました。

まず古い脳と新しい脳の事を説明しています。
古い脳は約25億万年前に出来て自律神経系で生命を快適に保つ働きをする
これは無意識に働く脳。
新しい脳は約300万年前に出来て、ものを考えたり、判断したり、記憶したりする人間の意思の部分で大脳は考えた事を、そのまま表情に表す
二つの脳は働きが違い普通に作用しあう事はないが想像力によって結びつく事が出来る。
つまり新しい脳が想像した像を受け取る事により表情や体に反応させる事が出来る。
古い脳は本来は人間の意志を受け付けずに生体コントロールを行っているが新しい脳が想像したものには反応できる。
(゜゜(。。(゜゜(。。 ウンウン
それで本来運が悪い人などいないと力説されてます。
根拠としては、みんな大氷河期や厳しい生存競争を乗り越えてきた先祖の遺伝子を引き継いでいるから。
ただ、その遺伝子の情報のスィッチが入っていないだけなのだ、と
それでは、どうやってその望ましい情報を引き出すか。
著者はここで今までの成功論は精神面だけで語っていたのでなかなか実現が難しかったのだと言います。
まず体が快適な状態でなければ希望が生まれないし目標を立てようとは思えないものだ、と。
それでは、どうやって体を快適にもって行くか
ここでジョギングなどを例に取ってベータエンドルフィンを分泌させる方法と必要性を説いています。

しかし、
ここからが本題です。
もっと身近に簡単にエンドルフィンを分泌させる方法がある。
それが口癖を利用することだと言うのです。
感動したり、気持ちの良い言葉を聞くとそのベータエンドルフィンが分泌されると
脳の古い部分は目的を達成するためのコンピュータに例えられ
脳は言葉の意味を読み取る
考えている事もしゃべっている事も全部、言葉の意味を読み取り体を使って表現しようとする。
しかし、この脳のコンピュータには人称がなく、言葉の意味を全部、自分の事として読み取ってしまうと言うのです。
それで、人を誉める事は自分に返ってくる。
勿論、人の悪口も自分に返ると言うのです。
そう言えば人を呪わば穴二つといいう諺がありました。

だから人を誉める事は、とても大事なのですね。
そして目的や希望を口に出すと、それは大脳にある側坐核に伝わる
側坐核は目的達成機構であって送られた目的や希望を実現すべく脳全体に伝令が出される。
これはアドレナリン系でA6神経系と呼ばれていて
これが脳全体を全開にして、その目的を達成するように指令する
ここまで来ると本人が意識せずとも脳も体も、それを達成するために動いて行き良い運に切り替わると言うのです。

結論は
良い運をつかみたい
良くなりたいと思うなら良い言葉を口癖にしていく事だ
こうなります。

もっと詳しく違うイメージで
こういう内容について知りたい方はまゆら将軍が書かれている日記を読んで見てください。
こちらの方が私の文章で小難しい脳の話を読むよりわかりやすいかも知れません。

私は、将軍の書かれた事を信じます。
けれど人に良いと勧めるには自分が良くなって行くなどの裏づけがいる
または客観的なもの
そういう部分で自分が未消化だったのが、この本で具体的に見せてもらった感じでした。


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