「水仙月の四日」宮沢賢治
今回の絵本・児童書(童話・児童小説)は宮沢賢治の冬の童話です。過去に二度、紹介している絵本ですが、今回も別の出版社の絵本を紹介します。宮沢賢治絵童話集(9)著者:宮沢賢治価格:2,097円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る「水仙月の四日」宮沢 賢治 作渡辺宏・味戸ケイコ・太田大八 絵くもん出版ひとりの子どもが、山の家への道をいそいでいました。でも、その日このあたりは「水仙月の四日」にあたっていたのです。それは、おそろしい雪婆んごが、雪童子や雪狼をかけまわらせて、猛吹雪をおこさせる日。まっ青だった空がかげりはじめ、だんだん強くなってくる風と雪の中から、雪婆んごの声が聞こえてきました…。東北の風土と宮沢賢治の想像力によって生みだされた神秘的な雪の精霊たちと、吹雪に巻きこまれた子どもの物語。原文に忠実なテキストと人気イラストレーターによる子どもから大人まで楽しめる賢治童話集の決定版。表題作をふくむ4編を収録。