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買い物ブギ

買い物ブギ

育児書イロイロ

育児書を読むのが好き、というと、
たいていみんな誤解する。
教育ママだね~と言われたり、育児に自信がないと思われたり。


いや、確かに自信はないけど、
私が育児書を読むのは、
なるべく子供が将来、生き苦しさを覚えない大人になって欲しいと願うから。
そのヒントを探すためだ。



私は前職で、風俗嬢やAV嬢、援交してる女性と接する機会が多かった。

こういう子たちの多くは変わった人生を歩んできていると思われがちだけど
そういった子はごく一部。
だいたいが、いわゆる“普通の家庭”に育ってきた“普通の子”で、
なのに大きな闇を抱えている子が多かった。


理由は分からないけれど生き苦しい。
リスカしたり自分を売ったり。
そうすることでしかバランスを保てない子。


そういう子の闇にいつも少しだけ触れながら
語るほどの不幸を持たない子たちの、深い絶望をいつも考えてきた。



何がそんなに生き苦しいんだろう?

そう考えたとき、
普通の家庭という共通点がいくつもいくつも浮かんだ。
とりあえず「普通」と言っておけば
すべてが丸く収まる便利な言葉。


だけどその普通の家庭の中で、多くの子供が傷ついていることに
もっと意識的に目を向けたい。

そして、出来ればそういった目に子供を遭わせたくない。


実践出来てるかどうかはビミョーだけど
知らないときより子育てがラクにもなった気もする。
手をいい意味で抜けば、自分もラクだし子供もラクだ。



よりよい人生を、なんてリキまずに
とりあえず出来ることからやっていきたい。



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「「言葉がけ」ひとつで子どもが変わる」著・原坂一郎 / PHP研究所

見開き2ページで、疑問と回答(○と×)がすぐ分かる、子育ての早わかり辞典。
どの親にも心当たりのある、こんなときどうしたらいいの? に分かりやすい言葉で答えてくれます。
イラストが多くて、文字も少なめなので、知りたい疑問の答えがすぐ見つかるのも嬉しいところ。
子育てという日常生活の中では、こういう本こそ重宝しそう。

ちなみに困ったときの回答は、ケースにもよるけれど、まず否定はせず受け止めて、
そこから「こうしたらどうかな?」と提案する…みたいな答えが多いです。

対象:2、3歳~6歳くらいまで(園児)


    




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「お母さんはしつけをしないで」著・長谷川博一 /草思社刊


数々の少年事件にカウンセラーとして立ち会った見地から
“子供を病ませない”子育て法を警鐘ととともに語る。

「しつけをしないで」となると、行き過ぎと感じる人もいるかと思うが
普通の家庭で育ってきた子供たちがリスカや援交を繰り返すさまが
現実に日常化している昨今では大袈裟とも思えなかった。
 
一見、普通にしか見えない家族のイバラの中で、
病んだり苦しんでいる子は予想以上に多いと思う。

その多くが、しつけの行き過ぎによる過干渉や強制が原因と分析する。

とはいえ、母親を責めているワケではなく、
むしろ逆。
愛ゆえの行為と肯定してくれる。
その上で、軌道修正のポイントをいくつか教えてくれる。


一部、父権的な人たちに対する過剰ともいえる攻撃もあるが
それも子供を思うが故と思えた。

実際の子育てに役立つかはともかく
自分の育児を振り返るいい機会になるのは間違いないと思う。
一読をオススメします。

        




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アドラー博士シリーズ 著・星一郎 

アドラー心理学というのがあるそうで、そのアドラー博士の子育て論を
分かりやすく紹介してくれる。
わが子の「よいところ」を伸ばしてやるために
「勇気づけ」と呼ばれる言葉がけをススメる。
ホメるより、確かにこの「勇気づけ」の方が、子供の心に根をはるものは大きい気がする。

アドラー心理学を紹介した本は数多いが、子育て本として読みやすいのは星一郎氏のもの。
「話しを聞ける子」「がまんできる心」「あきらめない心」
「キレる子供にしない法」「子どもを自分好きに育てる法」など、数多く出ているので、
目的別にとりあえず気になったものを一冊手に取ってみてはいかがでしょう。

どの本も基本姿勢は一緒で、
抑圧的ではなく、自発を促す形で、生きていくために必要なことを教えてくれます。

       



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「子どもの心のコーチング」菅原裕子 / PHP研究所 525円

マンガでわかる 子どもの心のコーチング(実践編)菅原裕子 リヨン社/二見書房

  





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