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その28月13日(月)朝テントの目の前の池に蓮の花がたくさん咲いていた。 テントをたたんで、出発。 北海道なのに暑い! 今年はギネスものの暑さなんだそうだ。 だって34度。北海道に来た意味ないじゃないの~~。 涼しいところへ行こう?どこだ、それは? 高いところだ。 ってことで、9年前に登った雨竜沼湿原を目指す。 途中の滝川の道の駅で食べたソフトクリームも絶品。 ダートを15キロくらい走ってゲートに到着。 入山届けを出して登り始める。 しかし、あまりの暑さに、こどもたちは熱射病の症状をおこして、クラクラするといって引き返していった。 私はせっかくここまで来たのだからと登り始まるが、私もクラクラしだす。 休み休み登ってはみたが、ついに吐き気もしはじめ、右足アキレス腱が痛み始めたので、これは無理だと下山。 残念無念・・・ 9年前は2歳の息子もフラフラになりながらも登ったのに・・ なんといっても暑すぎた。 高いところだから涼しいか?という読みはみごとはずれた。 すごすごと、ゲートをあとにし、途中蕎麦を食べて、娘らがお店がいっぱいあるとこへ行きたい、というので、旭川のジャスコへ。 北海道はジャスコ・・って今は言わないのか、イオン系列の勢いがすごい。 ある程度大きな町にはいまや必ずイオンがある。これには正直驚いたし、地元の商店は大丈夫かな?と不安になった。 そんな巨大なイオンに入るが、暑過ぎてクーラーがあまり効いてない。でも外よりはマシ。 都会の空気にひさびさに触れて喜ぶ子どもたち。 私は 本屋で本を物色。 宮西ナオ子著の「朝2時間早く起きれば人生が変わる!不思議なほど思い通りにいく人の時間術」という本に惹かれ購入。これによると、早起きはかなりいいらしい。やってみないと! たっぷり時間をつぶし、町なかの古びた銭湯にいく。 うまい具合に、子どもは無料の日だったので、小学生である息子はタダ。 今夜は神楽岡キャンプ場で寝る。 8月14日(火) 朝目覚めると、なんか声と音がする。 テントを出て外を見てビックリ!! すぐそばに相撲の土俵があって、力士さんたちは朝稽古をしている。 まわし姿のおすもうさんが、ころんころん練習している光景はなんだかまるで異次元空間に迷い込んだような不思議な感じ。貴重な体験であった。 テントたたんで、ガソリンスタンドでコインランドリーをきいていく。 それから和寒のかぼちゃ王国のかぼちゃソフトを食べたらおいしいのなんの。びっくり。 そして士別のめん羊牧場へ。 暑さのため、羊の放牧はされず、牧舎の中で冷風をあてられて羊がへばっていた。 紡ぎのときに、サフォーク種やロムニーやといろいろな種によって毛がちがうので、 実際のサフォークやロムニーやなどと見れておもしろかった。 ここの空の雲の形がものすごく楽しい。 なんでなんだろう? 風や地形の関係なのかな? つぎつぎ形を変える雲は見ていてまったくあきない。 暑さで食欲もあまりないが、蕎麦がおいしいという幌加内へ向かう。 わたしの地図は、車で移動なのに、ライダー用のツーリングマップ。 なんたって私が必要とする情報が多くちりばめられているからだ。 キャンプ場、ダートの道、安くておいしいお店、景観のいいところ・・ そしてマップにのっている霧木立亭で蕎麦を食べる。 大阪でなんくるの大好きな 「ろあん」さんの蕎麦にくらべ、随分太い。 それが持ち味なんだろうか?でも、味はおいしいかった。 娘が頼んだ親子蕎麦がすごくおいしかったらしい。 それから朱鞠内湖の横をはしり、留萌へ抜ける。 神威岩キャンプ場。近くのホテルに温泉もあり、キャンプは無料。 しかも30種類におよぶアスレチックもある。 息子ははりきってすべてをクリアしていた。 しかし、留萌は観光客がいない。 キャンプも北海道ナンバーの車だけ。 でもツーリングマップによると、蛇の目寿司が安くてうまいらしい。 明日行ってみようということに。 こどもらはリスを見た。 8月15日(水) 目が覚めてゆっくりすごして、ホテルの温泉へいく。 そしておまちかねの蛇の目寿司へ。 メニューを見てうれしびっくり。 おいしそう~~安い~~~!!!!! 迷った挙句 息子はお決まりのマグロ丼。 あとは海鮮丼に。 出てきてその大きさ、新鮮さに二度びっくり。 ほんまにおいしい。 コレだけ入ってこの値段??ありえな~~い!! と大興奮の4人でした。 これは晩ご飯もここに来よう!!って言ったのだけれど、実際夕方にはまだそんな大きな丼は食べられそうにないのでラーメンに変更。 これもおいしかった!デザートにAコープでケーキを買って食べる。 明日は最北端をめざす。 8月16日(木) 朝7時ごろ出発。 サロベツ原野を走る。 前来たときはなかった風力発電の風車が目立つ。 かっこいいんだけど、そしてクリーンエネルギーを生み出してるんだけど、なんだか少し違和感もある。 原生花園湿原を少し歩いたりしながら宗谷岬に到着~~。 うに丼を食べる。 そのあとチーズ工房に立ち寄り、おいしいジェラートとチーズを食べた。 大阪のおじいちゃんにおいしいチーズ送る。 ここではホエー豚という豚を飼育していた。 チーズ作りの工程でできるホエーというのを餌にやるのでとても肉がやわらかいのだそうだ。 天塩のキャンプ場のバンガローに泊まる。 温泉もすぐそこ。 バンガローで快適なので、中3の娘は勉強した。 8時、外でドーン、ドーン。 花火大会だ~~。 バンガローの窓から打ち上げ花火が見える。超ラッキー!!! イカやタコの花火があって笑えた。 8月17日(金) 娘がふらの、ふらのとうるさいので、富良野へ。 お目当てはチーズフォンデュやケーキ。早速チーズフォンデュのお店に行くと、なんと!!定休日・・・ 美瑛でなんか食べよう・・と探すもおいしそうなところは行列。 お盆真っ只中の富良野ですものねぇ。 ラーメン食べて、キャンプ場へ。 星に手のとどく丘キャンプ場。 脱サラの40代くらいの人が作ったキャンプ場。 とっても快適。 自家製チーズケーキも美味。 8月18日(土) 朝、ここに飼われる羊たちがサイトをうろうろ、めぇ~めぇ~と草を食べながら散歩する。 朝から、オムカレーが有名なお店にいって、オムカレーを食べ、ケーキで有名なお店にいってケーキを食べる。 食べることが楽しみな子どもたちを満足させながらの旅だ。 Aコープで晩ご飯の買出し。 巨大きゅうりが50円。きたあかりという品種のじゃがいもが150円。 なんかおいしそうだ。 チーズ工房やジェラート工房も周り、温泉はフラヌ温泉へ。 夜、きたあかりをゆでる。皮をむいてバターで食べる。おいし~。バター醤油なら? これもいい~。バターと砂糖は? おいしい~~。こどもたちも大喜び。 奮発した十勝のサーロインも美味~。グルメな夜はふけ、 今夜は星に手のとどく丘キャンプ場のバンガローに寝る。 8月19日(日) 今回の私の一番楽しみにしているところ、平取にいく日。 平取の二風谷。 そこは、アイヌ民族資料館を個人で建てた、萱野茂さんの資料館があるところ。お昼ごろ、到着。わくわくしながら館内にはいる。 あぁ、ここが萱野さんが自ら集めたり、ご夫婦で復元したりしたアイヌ民族のものが集まった場所なんだ、と大感激しながら写真もOKとのことなので、家に帰って見返せるようにバシバシ撮りまくる。 ユカラのCDを聴けるコーナーもあり、一日いても足りないなと思う。 受付の女性が、今日は年に一度のお祭りの日で、向こうの市立の博物館のほうで、踊りやアイヌの舟に乗るのとか、韓国舞踊なんかもありますよ。と教えてくださった。 ポスターを見てみれば、韓国舞踊は趙博さんの名が!このあいだ娘とふちふな&おおまきちまきライブにいったらゲストでいてはって、めっちゃおもしろい歌、きいたとこだった。 なんと今回は関西のテレビ局の取材も引き連れてだそうだ。すごいやん!!! そうだったのか、と急いで行ってみるが、チセのなかで踊りがさっき終わったばかりとみえ、多くの人が高揚した顔でいた。 あ~~~残念。 仕方が無いので、市立の博物館を見る。 ここが作られる際、萱野さんの資料館から多くを寄贈したそうなので、貴重な資料があつまっている。 けれど、きれいすぎて、ガラス越しには、その息遣いは伝わってこない感じがした。 となりの工芸館をのぞくと、アイヌ文様のコースターの彫刻体験、本日無料 とある。 娘とチャレンジ。 むずかしいけど、アイヌ文様はとぎれないよう一気に彫るということや、彫っているのはふくろうだということやいろいろ知ることができた。 教えてくださった方の刀さばきはおみごと!! わたしたちのは、ぼろぼろ。 でもとてもいい経験。 アッツシ織りの作品も見つけた。 財布を買う。 お店のかたに聞くと、アッツシ織りを織れるアイヌ女性も減ってきている。 昔はみんなできたけど、今は習わないといけない。 習って残していかないと、とのことだった。 本当に、伝えて残していってほしい。 今回の旅は子連れなので、アッツシ織りをゆっくり習うことはできないが、今度時間をたくさん作って独りで織り機や染用のなべやらキャラバンごーや号2に積んで来たい。 そのときは、じっくり教えてもらえたらいいなぁ。 この辺にスーパーはありますか?と聞くと、Aコープがあるけど今日は日曜だからやすみだそう。 近くに○○商店というこじんまりした昔ながらのお店があり、そこでたまねぎとピーマンとしめじを買った。 それから、シグ工房のソーセージがおいしいと聞いたので行ってみる。 ほんとだ! おいしそうだし、安い。 平取キャンプ場に行く。 温泉の方に行けば、平取牛が買えると聞いてたので温泉にいって、平取和牛も買う。 夕方、BBQ。 ソーセージも和牛も、うなるほどおいしい!! BBQしながら息子が持って来ていたボールやバットやで野球をする。 17歳と15歳と11歳が無邪気に遊ぶ。 そのあいだ、わたしはサンシンタイム。 こうして時々気が向けばサンシンタイム。 たっぷり遊んで食べたら温泉へGO-!! 温泉は大きくって気持ちよかった。 すぐにテントにもどっても暑いので、広間で24時間テレビを見てすごす。 欽ちゃんががんばって走っていた。 テントに帰って寝た。 8月20日(月) 今日は姫路の母が神戸空港から千歳空港に飛んできて合流する。 4時ごろ千歳空港に行く予定。 アッツシ織りや刺繍の様子は今朝9時から萱野さんの資料館のところのチセに行けば見ることができる、とのことだったので、まだ8時過ぎで早すぎだがいく。 誰も居ないアイヌの復元集落をこどもたちと見たり覗いたりしたあと、 「そうだ、今サンシンを弾こう。」と思い立つ。 サンシンを出して弾き始める。 この地にあるアイヌスピリッツを私のサンシンスピリッツと交感・融合させてもらえたら・・謙虚に祈る気持ちで弾く。 しばらく弾いていると、息子が、「貸して。」と言って弾き始めたところで、 どこからか男性がやってきた。 「やぁ、どこから聴こえるのかと思ったら、ここだった・・」 「あれ、どこからきはったんですか?だれも居ないと思ったのに。」 「あそこ、萱野茂さんのおうちなんだよ。茂さんは去年亡くなったけど、おくさんがまだいらっしゃって、昨日お祭りがあったのでそれに来て泊まったのさ。」 「ええ~~、萱野さんのおうち、ここだったんですか~~??そうなんやぁ。 萱野さんの本いろいろ読んでからここに来たんです。大阪の国立民族博物館の収蔵品には萱野さんや奥さんが復元作成した物もたくさんあるんでしょう?それらを見てから来たんです。今回の旅の一番の楽しみだったんです。うわぁ。」 なんて偶然。 「毎年8月の第3土日に祭りがあって、ぼくは毎年来てる。萱野さんのユカラのCD作るのを手伝ったんだ。」 「ええ、あの資料館の中の??」 「そう、あれ。それに、サンシン弾くなら大島保克知ってる?」 「もちろん!イラヨイ月夜浜大好きです。」 「いっしょに仕事したよ。見せたいものあるからちょっと待ってて。」 しばらくすると、戻ってきて見せてくれたものは、吉永小百合さんの朗読CDのパンフレットだった。 「吉永小百合さんのライフワーク「平和へのメッセージを語る」朗読作品シリーズCD 「第二楽章」広島編・長崎編に続き、3部作としての「沖縄編」。これの事務局を僕がやってるんだ。沖縄編では大島さんのサンシンとやったんだ。」 うわぁ、そんな接点があったんだ。知らなかった。 吉永さんの朗読は以前に NHKでヒロシマの子どもたちとの群読の様子を見たことがあった。 吉永さんのその姿勢に胸打たれていた。 わたしは絵本を読むことをすること、だから、萱野さんのアイヌユカラの絵本や寮美千子さんのイオマンテやおおかみのこがはしってきて、を持って来ていることなどいろいろ話した。 「ちょっともどってくるから、なんか弾いてて。」 言われるまま、(いわれなくとも弾くけれど)弾いてると、また別のこんどは50代くらいの女性があらわれた。 「さっき○○さんにきいてね。わたしも聞かせてください。」 「あぁ、いやぁ、聴かせられるようなもんではないのですけど・・」ととまどいつつも弾きながら、いろいろ話しすると、札幌の看護婦婦長さんで、やはりこの祭りのたびに来るのだそうだ。 そのうち○○さんがトマトをもって現れた。 「彼女がとったトマトですよ。こどもさんと食べて。」 「わぁ、すみません、ありがとうございます。」 そしておしゃべりしてたら、また一人の女性が、「私も聞かせて~。」っておいしそうなおみやげケーキをもって現れた。 「ひゃ~」 ええんかいな?と思いつつも、弾いたりしゃべったり。 「ここで、毎年祭りの最初のお祈りをするんだよ。去年はここの茂さんが座ってたんだ・・・あ、そうだ、お母さんにも聴いてもらおう。呼んでくる。」 「え~~、萱野さんのお母さんがまだいてはるんですか?」 「いや、奥さんだよ。ぼくらはお母さんと呼んでるんだ。」 ええ~~、萱野さんの奥さんの会えるの?? うれしすぎ。 ○ ○さんが茂さんの奥さんを連れてすぐに来た。 「じゃぁ弾いて。」 「何弾けば?」 「涙そうそうを。」 「はい。」 ええ~~??一体今なにが起こってるの?? ええ?? ええ?? 一番終わって間奏。 「となりで茂さんも聴いてるね。」と○○さんが奥さんに。 「うん、うん。」と奥さんがうなづいて・・ それを見て、なにかがこみ上げてきた。 こころがいっぱいになりながら2番を弾いた。 「そのトマト、お母さんが作ったトマトだよ。」 「ありがとうございます。ほんとにうれしいです。ずっとここに来たかったんです。」 握手してもらうと、あたたかな手だった。 この手がアイヌの伝統のござを編み、糸を紡ぎ刺繍をしてきたのだ・・ うれしい。 みなさんいっしょに写真を撮ってもらった。 「この場所は、ほんとに素敵な出会いを作るな。」 婦長さんが言った。 ほんとにそうだ。 ありがとうございます。 「また来年も、この日に来て。」 来れたらどんなにいいかなぁ。 来年は無理でも、いつかきっと、また来よう。 さて、いよいよ二風谷ともお別れ。 姫路から飛んでくる母を迎えにいかねば! 千歳は近かった。 とりあえず洗濯して、お昼は回転寿司食べて、キャンプ場を探してたらあっという間に 時間になる。 あわてて空港へ。 しばらくすると、到着ロビーにばばちゃん登場~~。 これからばばちゃんと5人の旅がはじまる。 キャンプしながら孫と娘と旅するやなんて、ゲンキやな。ありがたいな。 買出ししてキャンプ場へ。 幸いすぐ近くに11時までやってるスーパー銭湯もある。かんぺきー。 ちょっとBBQ続きで胃が疲れたわたしたち。 今日は三平汁にしよ。 これがまたおいしかった~。 ばばちゃんも大喜び。 となりのサイトは高千穂大学自転車部の青年たち。 トマトをおすそわけ。 「これは萱野茂さんのおくさんのトマトやから、心してたべてね。ところで萱野あ??さん、知ってる?」 「いいえ~。」 「もう~、萱野さんはアイヌの文化も守って伝えてきたすごい人。茂さんは去年亡くなって、奥さんがまだ二風谷にいてはるの。その奥さんが育てたアイヌスピリットが入ったトマトなんやで。」 「そんなすごいトマトなんだ。わかりました~。」 ほんまにわかったかなぁ? 8月21日(火) ばばちゃん希望の知床向けて出発だ~。 けど、今日一日で知床は無理。 夕張に立ち寄る。メロンのお漬物がおいしかった。 つぎは娘ご希望の帯広へ。 長女がお楽しみは、豚丼。 なぜか今北海道では豚丼がはやり。 海老金というお店にはいる。割烹風のお店だからすんごいおいしかった。おおあたり~。 すぐさま、六花亭へ。 ここははずせません。 マルセイバターサンドが有名ですが、ここ、本店ではケーキが食べれてしかもコーヒーが無料で飲める!! ショーケースに並ぶケーキはどれもおいしそうだ~。 値段見てびっくり! 170円とか!!安い!! 「これならみんなふたつOK!!」 おいしい~。コーヒーもGOOD!! 池田町もいきまーす。 ドリカムの記念館があるらしい。 さがして行けば、休館日。ガク。 しかたないワイン城もいっとく? 町民ワインや町民ブランデーを見つけたので購入。 豊頃町のバンガロー泊。 8月22日(水) さすがに運転の疲れがたまってきた。 そういえば、出発前夜の8月6日に家の布団で寝て以来ずーっと寝袋だ。 背中の疲れが・・ 今日は宿にしよう! とほ という本がある。 とほ旅の人向けの安宿を紹介した雑誌。 これで見つけた霧多布の、エトピリカの村に電話。 予約OK~。 「これで今夜はおふとんで寝れるでぇ~。」 豊頃出て釧路へ。 釧路湿原を時計回り。 鶴居村には鶴がいるはずなんだが、いない。 地元のおばあちゃんに尋ねると、 「観光客が見に来てはゴミ捨てて帰る。わたしら、その後始末ばっかり。お金ももらわねぇでやってらんねぇから、鶴おっぱらってやった。」という。 気持ちはわかるけど、追っ払うとは・・ なんか方法はないのかなぁ。コッタロ展望台からの雄大な眺めも、どさんこ牧場のどさんこたちもかわいかったが、細岡展望台、ここからの眺めが最高だった。 まさに絵葉書にあるような蛇行した川と三日月湖、そして雄大な湿原に親子3代で感激~。 そしてたどり着いたは釧路 和商市場。 最近はお勝手丼なるものが話題らしい。 まずはごはんだけを丼で買う。 そこに好きな海鮮物をのっけて食べるのだ。 5人もいるから、ウニも板で一枚買い、刺身盛り合わせも。 さらに好みでそれぞれにとびっこ、いくら、マグロ、えび、などなどのせていく。 おいしいなぁ~って食べてると、向こうにテレビカメラが。 誰?加山雄三? いやちがうなぁ~。 あ!元ピッチャーの人や。 だれだっけ? そうや。 スミ投手や~。 巨人ファンの息子に、 「あの人、元巨人のピッチャーやで。」というと 「ほんま?」 ばばちゃんが、 「写真とってもらお。」 息子「うん。」 「すみませーん、写真おねがいします。」 「いいですよ。」 カメラの人が、 「その代わりといっちゃなんですが、撮影のとき、うしろで買い物客として立っててもらえますか?」って。 テレビに映るでぇ~~。わーい。 29日のみのもんたの思いっきりテレビで放映だそうです。 ばばちゃん大興奮! いい旅の思い出になりました。 お父さんおじいちゃんに、おいしいものを送ります。 それから海沿いを走って、霧多布に到着。 かわいい部屋ふかふかのベッド~~。 疲れがとれます。 豪華ではないけれど、厚岸のカキやら、北海シマエビやら、ちゃーんとその地のおいしいものがでてきました。 娘はカキのおいしさにびっくりしてました。 泊り客ほ他に2名。 20のライダーと、50手前のアブやハチなど刺す昆虫の研究をしているという方。どちらもライダーってこともあり、食後はたのしく歓談。 とほ宿は今どこも大変らしい。絶滅危惧種といわれる宿もあるらしい。 ユースホステルも生き残りに必死。 旅好きが集えるこういう宿は、大切にしたいなぁ。 8月23日(木) さわやかな目覚め。 背中の疲れも取れた~。 ゲンキに出発。 根室のノシャップ岬を目指す。 海沿いを走る道は爽快!! 途中、ムツゴロウ王国という小さい→を発見。 入ってみるが、東京に移転したのだから跡地っていう感じ。あたりまえか。 でも馬は数頭いた。近くの人があとを使っているのかな? 砂浜をはしるばんえいの馬ぞりもみた。 日本最東端。 北方領土の国後や択捉がはっきりと見える。 今はロシア人が生活している、複雑な心境・・ とにかく、日本の最東端まで来た。 こどもたちと、沖縄の波照間島に行ったので最南端は行っている。 今回の旅で宗谷岬の最北端もいったし、残るは最西端の与那国島を残しのみだ。 けれど、子どもたちに、 「あとは、自分で行ってね。」と言った。 次女が、 「はるかが沖縄に住むから行けるわ。」と言った。 今日は野付半島の尾岱沼のキャンプ場のバンガローで泊まる。 途中、丹頂鶴のつがいを2度見た。 キャンプ場で、根室のスーパーで買った花咲ガニを食べる。 根室に、花咲港があるとおり、花咲ガニはここでとれる。 しかも、今が旬。とくにメスは子を持っているので珍重される。 オスはこれから身がつく頃だそうだ。 根室のスーパーだからこそ、一杯5~600円で朝ゆでたてのものが買える。 とってもおいしい。 殻は味噌汁にして、これもおいしい。 このキャンプ場は海に面して快適で、大阪から11年も連続で6~9月を過ごすという老夫婦がいらっしゃった。わかる気がする。 8月24日(金) さて、目が覚めて海を見る。 潮がひいて干潟ができ、そこにいろいろな種類の鳥がきて魚をとっている。 今日は知床の羅臼を目指す。 目当てはセセキ温泉。 潮が引いている間だけ入れる海の温泉だ。 これまで何度と無く行っているのに、はいれたことがない。 今ここの海の潮が引いているってことは、セセキもひいているな。 よし!出発しよう。 でもせっかくだから野付半島の先端は行っておくべきか? まよいつつ、第一休憩所に停まって写真を撮っていると、先端方面からジープがきた。 話すと、「朝4時にウトロのキャンプ場を出て、先端まで行って来たけど、なにもなかった。」とのこと。9年前に一度行っているので風景はわかるが、鶴がいるなら行きたいと思い、 「鶴はいました?」と聞くと、「いなかった」と。 じゃぁ、知床に向かおうとUターンして走り出したら道左手に いた!丹頂鶴。 他の鳥たちに混じって、今回は一羽。間近で見れた。 心置きなく知床向けて走る。 羅臼から、まだ半島の先に向かって走る。 道がなくなる手前に、セセキ温泉はある。 8時半、到着。 見ると、管理してくださっている地元漁師さん二人が、海水を抜くためにくみ上げている。近づいて、「いつから入れますか~~??」と聞く。 ひとりの漁師さんが、「おい、きれいなおねえさんが、聞いてるぞ。」 「え~~、ありがとう~」 もひとりの漁師さんが、「どれくらいなら待てる?」 「どんだけでも」 「じゃぁ、30分待って」 すると最初の漁師さんが、 「え~、さっきの人には3時間って言って返したのに~??」だって。 やった~、今回やっと、ついに入れる~~!! ワクワクして待つ。 漁師さんたちは本来の仕事昆布干しを忙しそうにしながら、温泉の準備もしてくれた。 「あ~いそがしいわ。さ、もういいよ。」 「ありがとうございます。何度か来てやっと入れるんです。うれしいです。」 「どっから?」 「大阪です。」 「そんならまだいいわ。沖縄から5回も来て、まだ入れん人もいるからね。」 「そうなんや。ありがたい!」 待ってるあいだに他にも4人きたのでみんなで入る。 男性はその場で裸になって入る。 わたしも同じにやると、子どもたちが引くと思い、トイレで水着になって入る。 子どもたちは裸の男性2名が入ったので、「やめとく・・」だって。 仕方ないか。まだ乙女ですもの。 湯加減最高。気分最高。来てよかった~。 大満足でセセキを出発。 知床横断です。 世界遺産に選ばれた景色がすばらしいのはいうまでもない。 知床五胡もいく。 すごい観光客だ。 世界遺産になるまえは、こんなに人がきてなかったのに。 最近このあたりのクマ密度が高くなっていて、出没しやすいらしい。 ちょうど倶知安にいるころ、ここに家族連れで来た老人がひとり行方不明になったそうで、結局帽子だけが、半島の先で見つかったそうだ。 今日は人も多いので通行禁止のロープは解かれていた。 それでも、2湖まではまわる人は多いが5湖までまわる人は少なく、娘とふたり、 「ある~日、森のなか~」と歌いながら、くまさん来ないでね~と祈りながら歩いた。 湖は静かに美しかった。 その中を歩く17歳のわが娘も美しかった。 こけももソフトクリームを食べて走り出すと、目の前に鹿。一頭が道を渡ったと思ったらあとの2頭がためらっている。 渡った方が待っているが、渡らない。結局渡らず森にもどっていった。 ウトロにぬけ、さらに斜里へ。 途中の峰浜というところでは、大阪の友人が、3年生の息子と二人で峰浜小学校に留学している。 峰浜にはお店がまったくなかったので、斜里まで行ってメールする。 「峰浜通り越してしまって今斜里でーす。」 すぐ返事。 「え~~、来てたん?夕方斜里に出るから会いましょう~~!!」って。やったー。 斜里のキャンプ場に落ち着いていると、友人がきた。 1年間ということで来たけど、めちゃ気に入ったからもっとおるかも、って。 母も農家の手伝いとかしているそうだ。農家からは野菜をもらい、漁師からは魚をもらうので、もらったものを食べきるのに必死だそうだ。 峰浜町からは留学の助成金で2万円もらう。 家賃は五千円。 ちょうどトントンでいけるらしい。 とはいえ、よく決断したと思う。 でもすでに来ている都会からの留学先輩家族たちは、もう家を買おうか?などと考えているそうだから、暮らしやすいのだろうな。 うらやましい。 テントの向こうは斜里岳。 夜、斜里岳の上に月。 美しかった。 8月25日(土) 網走監獄博物館にいく。 人形が囚人の服を着ているので展示がリアルでおもしろい。子どもたちも興味もってみて回った。息子は帰ってから夏休みの自由研究にしていた。 それから、母が行きたいと言っていた美幌峠。 映画「君の名は」を見て、どんなところだろう?と子どもの頃から行きたかったそうだ。 この日は快晴で、美幌峠の眺めは最高だった。 屈斜路湖を見下ろすその景色は圧巻。 しかも、パラグライダーが二つ飛んでいて、雰囲気を盛り上げる。 大満足の母。 来てよかった。 屈斜路湖に来て子どもたちご希望のボートに乗る。 息子は手漕ぎに乗ってみたい、と。娘は足こぎがいいと。 ボート屋さんは、今日は風が強いから手漕ぎは慣れてないと。っていうのに、息子は手漕ぎがいいと聞かない。 海でも川でもないから、もし無理でも私たちが足こぎなら助けにいけるだろうと思い、息子をひとり手漕ぎに乗せた。 カヌーは乗れるし、大丈夫だろう。 と思ったら、たしかに乗れるには乗れたが、漕ぐ向きが違う~ 普通、ボートは後むいて進むのに、正面向かって進んでる~。 ま、いっか~。 器用に、自由に漕いで楽しんでました。 そして阿寒湖へ。 今日は阿寒湖畔キャンプ場。 鹿もキツネも出るキャンプ場だった。 私の最大の楽しみは、アイヌコタン。 北海道最大。 もう20年も昔になるけれど、バイクでひとりで来て、アイヌ舞踊を見たときにムックリの音色に魅せられて、すぐさまムックリを買ってお店のおじさんに鳴らし方を教わって、一生懸命練習したのがここだ。 もう一度あの舞台が見たい!そして夜からの舞台を見ることができました。 ひさしぶりでした。 前とちがうのは、踊っているアイヌの女性がみんな20代くらいの若い方々だったこと。年配の方は、歌の担当として舞台後方にたっていた。 それだけ、若いアイヌの人も、自分の文化に誇りと愛情を持てるようになったんだ。 胸はって、文化を習い、舞台に上がれるような世の中になってきたんだ。 昔、アイヌは差別されアイヌ文化は消えつつあった。今も根深い差別はあるだろうけれど、 片方で先住民族の文化であるアイヌ文化は、注目され尊敬されている。 自分の文化に誇りを持てる。 それは、とてもうらやましいこと。 また来れてよかった。 さて、もうそろそろ帰るということになった。 明日が最後のキャンプ。 子どもたちの手際もよくなり、火起こしもなれたもの。 テント張りも手早くなった。 いい経験だった。 8月26日(日) 8月最後の日曜日に、あの、旭山動物園に行く。 人多いだろうな。 案の定12時ごろは多かった。 少し回って疲れてしまい、園内にある図書館に行ってみる。 すると映像が流れて動物園ストーリーが見れる。 しばらくこれを見ながら休憩。 3時すぎ、出てみると、人が減っている。 これなら、と、アザラシ館やペンギン館やと見て回った。 そして今夜、北海道最後のキャンプは、13日にもキャンプした神楽岡キャンプ場。 13日にくらべて他のテントは3張りと少なかったし、あくる朝の相撲稽古もなかったが、静かにさわやかに眠れた。 8月27日(月) 今日の夜小樽から船が出る。 それまで小樽観光。 おたるワイン工場で、だんなの好きなワインを買って帰ろう。 ひさしぶりのおたるワイン工場。 ワインの種類がすごく増え、ワインソフトまである。 このワインソフト、めちゃくちゃおいしかった。 12本買い込んでしまった。 南樽市場に行って、最後の海産物発送。 生ほっけ、積丹うに、羅臼干しほっけ、ほたて、いくら・・・ それから小樽の観光地に乗り込む。 月曜なのに、めっちゃ暑いのに、すごい人。 北一硝子が、手広くやっていておどろいた。 こどもたちはオルゴール館の姉妹館で動物のぬいぐるみに大喜び。 それから買出し。小樽のイオン系列へ。 母はすぐそばの石原裕次郎記念館に行って2時間たっぷり至福の時をすごしたそうだ。 11時。 新日本海フェリー乗船。 11時半出航。 3週間、ありがとう、北海道。 8月28日(火) 母と初めての新日本海フェリーでの船旅。 ゆっくり、海をながめて。 母が元気なことに感謝。 また、いっしょに旅行できるといいなと思う。 ありがとう。 夜9時、舞鶴着。 舞鶴道をひた走り、11時半帰宅。 しばらくの一人暮らしだっただんなにただいま~。 こんな長旅に行かせてくれて、ありがとう。 こどもたちもほっと一息。 どんな風に心に残ったのかな? またおいおい、その時々に聞かせてね。 9年前の幼かった子どもたちとはちがい思春期の3人との旅。 それぞれに自己主張してくれて、すんごくたいへん。 楽しいのかしんどいのかわからんときも多々あったけれど、 自然とともに暮らす生き方を旅するなかから見た記憶は今後の子どもたちの生き方に影響するだろう。 大阪という自然と乖離した不自然な暮らしだけが暮らしじゃないことを知っておくことができただけで十分だ。 自然のなかでいのちは輝く。 こどもたちのいのちも輝いていた。 自然を疾走したキャラバンごーや号2に衝突した多数の昆虫さま、ご冥福をお祈りいたします。 ごーや号2、ありがとう、君はたくましい!! 今後ともよろしく!! |