悲しきベッド悲 し き ベ ッ ド 悲しき色の布団よ われの重みにじっと耐えているベッドよ 悲しからずやベッドに身をゆだねては遠き夢 母の背中にみた幼きころの暖かさ 布団の中で日々の心が洗われ汚れていくのも われの歴史であろうかな われの重みにじっと耐えベッドの夜泣きは あるまいにそっとベッドを撫でるかな ベッドの中のぬくもりの夢の香りのいいものよ 悲しからずやベッド君われを担いて何処へいく 優しきしとね夢枕ずっと君と旅をせん われの重みを受け止めて忍耐強く旅をせん 悲しからずやベッド君 われを担いて何処へいく |