4 3 0 0 万 人 見 え な い 国 民 病
4 3 0 0 万 人 見 え な い 国 民 病血圧は、血液が動脈を流れる際に血管にかかる圧力を指す。高血圧は安静時の血圧が常に高い状態を指し、最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHgを上回った状態。血圧を高いまま放置すると血管が損傷し、脳出血や眼底出血、心不全、腎不全などさまざまな病気につながる。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)腎・高血圧内科部長の吉原史樹医師によると、高血圧になる原因はさまざまだが、偏った食生活がリスクになる。特に要注意なのは、食塩の過剰摂取。上昇した血中の塩分濃度を下げようと血液量が増え、血管にかかる圧力が増す。厚生労働省によると、日本人の令和元年の1日当たりの食塩摂取量は平均10.1グラムと世界保健機関(WHO)の推奨量( 5グラム未満 )を大きく上回り、他の先進国に比べても過剰だ。また、脂質を取りすぎると、動脈の内側にコレストロールが蓄積して動脈壁が厚く硬くなり、「 動脈硬化 」を引き起こす恐れがある。動脈硬化の状態になると血液の通り道が狭くなるため血流が悪くなり、血圧が上がる原因になる。このほか、一般的に年齢を重ねると血管の弾力性が失われるため血流が悪くなり、血圧は上がる。他にストレスや睡眠不足、運動不足なども、血圧の上昇につながるという。参考資料: 産経新聞(2023年8月28日)