第 137 回 芥 川 賞 ・ 直 木 賞 決 定 7/17
☆彡 第 137 回 芥 川 賞 ・ 直 木 賞 決 定 ☆彡2007年7月17日第137回芥川賞・直木賞の選考会が7月17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は諏訪哲史さん(37)の「アサッテの人」(群像6月号)に、直木賞は松井今朝子さん(53)の「吉原手引草」(幻冬社)に決まった。諏訪さんは名古屋市生まれ。会社勤めの傍ら小説を執筆した。受賞作は、1人の男が叔父の日記などを手がかりに、言葉と世界の関係について思索する実験的な小説。松井さんは京都市生まれ。歌舞伎の専門知識を生かした時代小説で活躍してきた。受賞作は江戸時代の吉原を舞台に、花魁(おいらん)が姿を消した事件をめぐる長篇。今回から芥川賞選考委員に加わった小川洋子さんは、「アサッテの人」について「無意味な『 言葉 』を主題にしており、独特な小説だ。 ほかの作品を圧倒していた」と評価した。贈呈式は8月22日。 東京・丸の内の東京会館で。賞金は各100万円。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~☆ 諏訪哲史さん(すわ・てつし) 1969年名古屋市生まれ。 今回の受賞作「アサッテの人」で今春の 群像新人賞を受けてデビューしたばかり。 名古屋市在住の会社員。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~☆ 松井今朝子さん(まつい・けさこ) 1953年京都市生まれ。 早大大学院修了。松竹に入社、 歌舞伎の企画、製作を担当。 退社後、フリーで演出、評論などを手がける。 1997年「東州しゃらくさし」で作家デビュー。