ケ ン 君 へ の ラ ブ レ タ ー第8回 5/20
☆彡 ケン君へのラブレター 第8回 ☆彡 ケン君元気ですか!! 「 目には青葉山ほととぎす初がつを(お) 」 いきなりこんなことを書いてゴメンね。 これは山口素堂という人がよんだ 俳句ですが今頃の季節感にぴったりの 情景が浮かんでくる一句なんです。 ケン君は俳句というものについては まだよく知らないと思うけれどいつかは こういう古い日本独特の文芸にも 親しむことの出来る人間になってほしい”” 文楽はそのように思っています。 ところでこの俳句はどうでしょうか・・・ たった17音ですがケン君はどんな 情景を思い浮かべたことでしょう。 「青葉」「ほととぎす」「初がつを」がこの句の 季節をあらわす季語というものです。 すべて夏の季節を表しています。 俳句の意味や情景などを句意といいます。 文楽が思う句意は次のとおりです。 夏が近づくと、周囲が若葉の色に染まり、 山ではほととぎすが鳴き出す。 初夏の季節はさわやかだなあ~。 初がつをからみずみずしさも伝わってきますね。 初夏の自然のあざやかさや生き生きとした 感じがすばらしいと思います。 さて話しはかわりますが2週間前に ケン君の高校の前をバスでとおりました。 校庭には誰もいなくて淋しかったのですが、 この高校でケン君は勉学とスポーツに 頑張って勤しんでいるのかと思って・・・ 「ケン君がんばってよ~」なんて心のなかで エールを送っときましたよ。 校庭の桜もすっかり葉桜になっていました。 目には青葉の季節だなあ~なんて思いました。 5月は5月病(さつきびょう)の季節です。 高校や大学を卒業した人が社会にでて 真っ先におちいる心の病気をいいます。 いえば精神的なストレスや心の葛藤なのです。 なれない生活や仕事について一番悩みを かかえる季節が5月だといえます。 ケン君に5月病なんていう話をしてもそんなの 僕には関係ないからと笑われるでしょうね。 でも青春時代というのは精神的にも肉体的にも 大きな変化があるときだと思います。 だからいろんな疑問や悩みが生まれるのも 高校時代だとということをいいたかったのです。 これからも勉学やスポーツなどに打ち込むうえで いろんなストレスや心の葛藤があるかと思います。 どんな疑問や悩みが生まれてもケン君には それらを乗りこえていく強い精神力があります。 ケン君はさびついたくず鉄のような弱い男では ありません!! 鍛えられたハガネのような心の持ち主です。 これからも決して折れ曲がることのない 鋼鉄のようなケン君のパワーを発揮して のびのびと明るく頑張ってくださいね。 「 目には青葉山ほととぎす初がつを 」 ではこれでさようなら~♪ 毎日ルンルンスキップしてください。 文 楽 よ り