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旦那が都知事選に名乗りを上げるなど、ちょっと話題?の若尾文子主演の競馬映画。元々馬ものは好きなことと、若尾文子ファンなので、フィルムセンターで開催中の「日本の撮影監督2」での上映を鑑賞(2007/2/25)。
評価:☆☆☆ 【ネタバレ有り】 若尾文子は、父の死後、襲いかかる苦難を耐え抜く姉役をキュートに演じていたが、実際の主演は次男役の遊佐晃彦で、馬が好きで好きでたまらない健気な姿を好演していた。 しかし、本当の主人公は馬のタケルで、それもそのはず、大映の永田雅一社長がオーナーであった“幻の馬”トキノミノルへの追悼作品がこの『幻の馬』であるからだ。 トキノミノルは、デビュー戦で8馬身差というレコード勝ちし、以降も圧倒的強さで勝利を重ね、皐月賞、そして東京優駿(1951年)でも優勝する。しかし、三冠馬(皐月賞、東京優駿、菊花賞)確実と言われながら、東京優駿に勝利した17日後に破傷風で死亡してしまったという。なお、名前の「トキノ」は永田と親好が深かった菊池寛の冠名である。(以上、Wikipediaより) タケルを騒音に馴らさせるために、東京中のあちこちへ連れて行くシーンでは、1955年当時の様子をいろいろと堪能できるが、そのなかで野球場を訪れるのは、1953年に野球のパリーグの総裁に就き大映スターズのオーナーであった永田氏を意識してのことであろう。 意外?だったのは、この時代、競馬のスタートラインにゲートが無く、張ってあるロープが上がると同時に馬が飛び出す、という仕掛け。なかなかスタートラインに着けない馬を外枠に回すシーンとかもあって、当時はある意味で大らか?であったのかもしれない。 島耕二監督、若尾文子主演で、本作の姉妹編とも言うべき『花の大障碍』が1959年に同じ大映で作成されているので、こちらも機会があったならば是非観てみたい。 『幻の馬』 【製作年】1955年、日本 【製作】永田雅一 【配給】大映 【監督】島耕二 【脚本】長谷川公之、島耕二 【出演】若尾文子、見明凡太朗、遊佐晃彦、岩垂幸彦 ほか [日本映画(1951~60)]カテゴリの最新記事│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |