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大道具のガチ袋2

大道具&小道具の違い

わかるようでわからない大道具と小道具。一般的に「セットに固定されて動かないもの」が大道具で、「手に持つもの、身に付けるもの、動かすもの」が小道具という区別になっています。よく言われるたとえ話に「引越しのとき置いて行くものが大道具で、持って行くものが小道具」というのがありますが、まさしく言い得て妙、99%くらい当たっています。

引越しに家は担いで行けません、障子や戸板もはずして行くことはないでしょう、だからこの辺は大道具。それに庭の植木や石燈籠はちょっと心残りでも、わざわざ抜いては行かないでしょう、というわけでこれも大道具。
 
小道具はいろいろあります。身の回りの品から床の間の掛け軸、箪笥(たんす)に長火鉢、植木は植木でも縁側の盆栽は大事に持って行くのでこれは小道具。コップや時計、タンスや冷蔵庫、ベッドまで小道具として扱われる。刀や鎧などの「武具」、「持ち物」といわれる草鞋や下駄などの履き物、家具や掛け軸などもすべて小道具です。また馬や犬などのぬいぐるみ、駕籠などの乗り物も小道具です。
 
大道具で作られた大きな木に生えている枝を俳優が折って使うとします。木の本体は大道具ですが、枝は俳優が直接手に取って使うので小道具ということになります。

大道具は建物、木、岩、山、川、海などの背景や大がかりな人工的なセットが大道具と呼ばれるのことを指します。また「廻り舞台」や「セリ」などの舞台の仕組みも、大道具の一部です。

美術に関する知識は必要!
監督やプロデューサーの注文に応じた制作物を作る関係上、美術の知識はあった方がいい。美大やアートスクールなどで造形やデザインの基礎を学んでおくと有利だろう。また、大がかりな舞台セットなどは設計や建築の知識も必要になるので、建築関連も学んでおくと○。実際の技能は現場で覚えていくことになるが、まず制作会社の美術部か専門の制作会社に入るためにも、アピールポイントはあるに越したことはない。





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