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大道具のガチ袋2

チェーンモーターの安全確認

チェーンモーターにはCMモーター、ニッチモーター、キトーモーター、ステージマスター、ユーロモーター、象印モーター、ワイヤーモーターなどありますが、基本的にCMモーターメインです。只注意点が・・・各社ケーブルをいじってあったり、シングルケーブルやマルチケーブル、日本製の操作盤、ションバーグ社の操作盤などあり分かりにくいですが下記の事は世界共通なので理解した上で作業して下さい。

1.吊り元の確認
  ・スリングの巻き方
  ・シャックルの向きは合っているか、真横はNG
  ・吊り元(H鉱梁等)の養生は出来ているか
  ・ブライダルで吊る場合、吊り位置の確認

2.電源の確認
  ・モーター本体でチェーンの正相、逆相の確認
  ・グランド(緑線)は取れているか、
  ・漏電ブレーカー設置 

3.モーター本体の確認
  ・トラスからケタ吊りの場合にモーター本体は正吊りか逆吊りか
  ・チェーンはよじれてないか
  ・チェーンバックは正確に取り付けられているか
  ・チェーンがバックからこぼれそうになってないか
  ・チェーンは根元からバックに入れて下さい
  ・チェーンを最初から巻くとき巻き取り口から目を離さない
  ・ケーブルはモーター本体にとまっているか
  ・マルチケーブルを使用する場合、立ち降ろし位置にビニールテープの固   定ではなくスリングとシャックルでトラスに固定して下さい

4.モーター可動時
  ・モーターとトラスを繋ぐスリングは長さや巻き方が統一されているか
  ・マルチボックスとマルチケーブルをつなぐ場合に操作盤本体の電源をO   FFにして下さい
  ・ケーブルの繋ぎこみはあっているか番号チェック
  ・ワイヤースリングを使う場合に寄れていないかスイベル(寄り戻し)が
   あれば使用して下さい
  ・トラスサイコロに直接スリングを掛ける場合に養生して下さい
  ・吊り上げ位置が墨に合っているか
  ・トラスボルトの締め忘れはないか
  ・シャックルやラチェットがトラスの上に置いたままになってないか
  ・親綱、安全ブロック、ワイヤー梯子の取り付けられているか
  ・ケーブルのカムロックの確認

5.最終チェック
  ・モーターの一斉チェック
  ・最終テンションの確認
  ・飛び高さの再確認、長メジャーをトラスに掛ける
  ・トラス上昇時に下に人を入れない
  ・操作盤以外に空いている人は回りの確認
  ・ケーブル介錯
  ・ケーブルには合番を付ける
  ・ケーブル処理、空箱の置き場所の確認

※現場でのトラブルは、現場チーフに必ず伝えて下さい
  ・モーターが急に動かなくなった
  ・モーターがアップするがダウンしなくなった
  ・マルチボックスに差し込んだが動作しない
  ・操作盤に差したが動作しない
  ・操作ペコを差しても動作しない
  

※図面の確認。モーターには主に250kg、500kg、1t、2tがあります。使用場所の確認。モーター種類の確認をして下さい。


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