バチャンここは焼き物の町である。私は焼き物も興味はなく、どうでも良かった。 でも、ハノイだけ(ハロン湾行ったけど)で11日間もいるより良いでしょう。 田舎の風景も見れるし。 L字型に1本ある路地しかないこの町の入り口に入った瞬間、カシくんとダさんは沸き上がった。 「もう、ここでいいよ!ここで降ろして!見て歩くから~!」っとは言うものの、車は進む。 連れて行かれた先はL字の最後の観光客を連れて行きそうなちょっと良さ気な店。 あ~、こういう事ね、そういう風に出来ている。 ま、駐車場もあるし、当然と言えば当然。 そこは向いが工場で、作業が見学出来る。 観光客はこういうのに弱いかも。 なるほどー!こんな子達が一生懸命作ってるのか~!!っと思ったら買ってあげたくなる。 私はその策略にハマっているひとりなんだろう。 まー、考えてみれば日本でも何とか焼きの絵付けなんてどこの観光地でもやってるし、それをやりたいとは思わないもんなー。 二人はピューッと各店を物色しに行ったけど、もともと買う気のない私はこの店だけ見る事にした。 単なる時間潰しだし、どこもそんな変らないでしょう? 店員さんはイイ人(?)で、声も掛けず、付いて回らず、とても助かった! 見てるうちに1つくらい買ってもいいかと思えてきた。 でも、私の買い物の基準は100円(以下)。 殆ど100円ショップで買えるんだから、それより安くなくっちゃ。 でも、大して欲しい物もないし、まー、コーヒーカップ(マグカップ)くらいかな、1万ドン(80円)で。 でも、「これだ!」と言う1品がない、、、。 買おうとしてるのに、残念だ、、、。 どうにか、これならイイかなー?っと言うのを見つけ、値段を聞いたら3ドルだって。 高いな、却下。 ハノイのマーケットでいっぱい売ってて、一説によるとマーケットの方が安いとか? で、マーケットでそれが売ってたら帰国前に買おうと思って見たけど、な、ない! あの、気品のある緑の、形の良いカップ、残念だ~。 ベトナムはお茶かベトナムコーヒーが主流でカップはとても小さい。 おチョコくらいので飲んでる。 だから、マグカップのような物はあまり置いてないみたい。 話をバチャンに戻して(まだ終わってないよ)、二人の買い物は、まー、長かった! 運ちゃんはま待ちくたびれてたけど、私は道端に座って人間ウォッチング、楽しかった。 この町の自転車は乗る為にあるのではない!台車として使っている。 んー、イカダの真ん中に自転車を埋め込んだ感じ? そうすると、物を載せる台が邪魔してハンドルに手が届かないから、ハンドルに竹竿をつないでそれを押している! いろんな物を運んでいる。 お皿を始め食器はもちろん、壷や玄関先で見かける犬の置物までさまざま。 ワラをよく見かけ、何に使う?と思いつつ、更にウォッチングを続けると、トラックが一台。 荷台に目をやると、あ!ワラ使用方発見! 壷を運ぶ時のクッション代わりにしている!! これは素晴らしいアイディアだ!っと思うのは私だけ? かなりの時間を費やし、カシくんが低姿勢で走って来て、さぁ出発か!?っと思いきや「後15分くらいイイ?」とのたまう。 まー、私は構わないけど、運ちゃんが、、、まー、ダメとは言えないみたいで呆れ顔でOK。 何を選んでいるのかと私も覗きに行った。 急須と湯飲み、ソーサーを組み合わせて、値段交渉に精神を費やしていた。 彼曰く、値段交渉が楽しい時期らしい。 私のそれに対する情熱はかなりなくなっている。 ま~、そんな時期もあったね、5円たりとも損しないように!っと熱を入れていたっけ。 でも、それって疲れるんだよね、私はもうイイです。 そこでの新発見は、爪楊枝入れ。これ、ロウソク立てかと思った。 よく目にして、だんだん欲しくなり、ちょっと買おうか考えたんだけど、家には鳥の頭を押すとくちばしで楊枝を1本取ってくれる凄いヤツ(!?)があるし、ロウソクを立てるには口が広過ぎる。 で、無駄遣いはやめた。 カシくんとダさんの買い物は無事に終わり、草で編んだ可愛い手提げ袋にお茶碗を入れて貰って、さぁ、行きますか!っとなることろだった。 けど、車を停めた店を最終チェック。 は~、まぁ、思い残しのないように、気が済むまで見て下さい。。。 |