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ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

小学校のクラス編成

名前が分からない事にヘンな引け目を感じる私は、全校生徒550人の名前を覚えた。
ここでは毎年、学年が変わる毎にクラス別に集合写真を撮る。

ちなみに、証明写真のような個人写真も撮るし、兄弟のいる子は兄弟一緒にも撮れる。
よく、親が財布や何かに入れてる子供の写真はソレが多い。

で、日本では卒業式くらいにしか撮らない集合写真には、下に名前が入っているので
それを借りて全員覚えた。
外国人の子供なんて、みんな同じに見えたけど、だんだん違いが分かって来た。
けど、あるクラスでいた子が別のクラスにもいて混乱した。
ほんっとに、本当に、ホントーに良く似た兄弟で、しかも年子(としご)で3人!
並んで見ると、だんだん小さく(大きく)なってるのが分かる。
それと、双子ってのもいた。

兄弟でも全く違う顔立ちの子もいた。
日本より離婚率が高く、親が違うからってのも凄いけど
同じ両親からでも全く違う見かけの子が生まれる。
金髪/黒髪、ストレート/クセっ毛、デブ/ヤセ、目の色も違うし、
色んな面でバラエティーに富んでいる。

親が世界各国から来ていて(日本人はいなかった)
純粋なオーストラリア人って少ないと思った。
何気に中近東の血の入った女性は美人だと思った。

クラスは大体1学年に1クラスなんだけど、たまに混成クラスがある。
同じ教室に2年生と3年生がいる!
違う学年なのに、同じ内容を教えてる事もあるし
先生が「2年生はこれやって~、3年生はこれ」っと別の指示をする事もある。
クラスの呼び方は「2-3O」とか「4S」とかって呼ばれる。
後ろのアルファベットは先生の苗字(Family Name)の頭文字。

校長先生と教頭先生は自分の部屋があるけど
他の先生用に職員室はない。
Staff Roomと呼ばれる小さなキッチン付きのテーブルと椅子だけある部屋でお茶飲む程度。
ま、ミーティングはそこでするだろうケド。

担任の先生の物は、教室の奥に小さな物置スペースがあって
そこに教材とか置いてあった。

教室には子供たち共有の文房具が豊富で、鉛筆(レッド=lead、っと言っていて、red=赤と混乱した)、
色鉛筆、ハサミ、ノリなどは用意されていた。
どう言う訳か、多くの子が鉛筆を噛むクセがあって、共有の鉛筆を噛み合いっこしていた(ばっちぃ~!)
噛むクセって言うか、口に入れるのがクセなのかな?
大人(先生)になってもペンをよく口に入れていた。

私は、結構、順応するタイプなので、そんなヘンなクセも移ってしまった。
帰国して何でも口に入れてしまい、ちょっと困った。

教科書はなくて(高学年は問題集かなんか使ってたけど)
先生がテキストをコピーして生徒に渡していた。

本を読む授業が図書館であって、同じ本が5冊ずつくらいあって、グループ別に読んでいた。
読むのが苦手な子には生徒のお母さんが来て、ボランティアで補習をしていた。
他の子は算数やってるんだけど、読めない子は別室で読みの練習をする、みたいな感じ。

教室は広くて(ってか、生徒数が少ない?)机を並べても部屋の半分は空いている。
机はいつも向かい合わせてグループの形にしていた。
先生がみんなの前で話す時は、生徒が空いたスペースの床に座る。
「あぐら」をかくのがマナー。
もちろん女の子はパンツ丸見え~!
床はカーペットになっているけど、土足。

パソコンは各クラスに2台ずつあって、掃除もしないでイイし(掃除のおばさんがいる)
日本より良いな~っと思った。


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