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カテゴリ:ダンス、舞踏
闇の中にピアノの単音。と突然照明が当たり、弱いスモークのなか、踊る身体。細身で金髪を結び短パンだけの姿でダイナミック、自在に動く姿にはたぶん魅了されない人はいないだろう。少ない照明で身体が際立つ。円形劇場で観客が取り巻いているからこそこのパワフルなダンスが生きてくる。この時間が舞台のベストだった。
そしてピアノが抽象的な音や短い曲を弾くのに合わせて動き、面をつけて踊ったり、ちょっと物語性を感じさせるのだが、子ども向きという印象。ピアノも次第にクレイダーマンか韓国ドラマの主題歌のように、愛の物語的になってくる。これを打ち破る踊りならいいのだが、そうではなかった。後半に展開する動きも最初の十数分のボキャブラリーを超えるものはなく、この技術と身体的な存在を生かせない演出・振付はもったいなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月12日 19時27分51秒
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