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BVE 路線作成講座@西武秩父線編

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自転車操業 千マリ(仮称)さん
March 17, 2009
XML
カテゴリ:Route作成
マンネリ化しています。すみませんです。
北飯能信号所から武蔵丘信号所の第二場内信号機手前までを敷きます。
この区間では築堤と高架橋が初登場します。
あわせて上り勾配における地割れ対策を考えます。
武蔵丘構内は一般人が立ち入れない上、複雑すぎるので割愛します。

まずは路線図です。
図1
距離にして1.5km。先に述べたのを含め、今回はこの間で5つの内容を扱います。
(1)築堤
(2)高架橋
(3)縦曲線
(4)上り勾配における地割れ対策
(5)地面ストラクチャの形状
前の2項は基礎的なことなので確認です。With Structure以下に
.DikeR(0) DikeR.csv
.DikeL(0) DikeL.csv
.WallR(0) WallR.csv
.WallL(0) WallL.csv を追記して、曲線・勾配・築堤・高架橋を設定します。
****************************************
図2
****************************************
この構文をTrack Viewerで読み込み、46.4KP付近を見てみます。
図3
勾配の変化する地点でカクッと折れ曲がっているのが分かります。
これでは見栄えが悪いので、縦曲線(第13講参照)を導入します。
この地点では勾配の変化量が25-0=25‰なので、
第13講にあるように縦曲線長を75mとして設定します。
46375,.Pitch 18.8
46400,.Pitch 12.5
46425,.Pitch 6.3
46450,.Pitch 0
改良の結果、同地点は以下のように滑らかな曲線変化となりました。
図4
45.775KPにも勾配の変化量が25.0-13.5=11.5‰の勾配があるので、同様に
45750,.Pitch 17.3
45775,.Pitch 21.2
45800,.Pitch 25 とします。
縦曲線長は11.5/8.3*25m=37mとなるので、50mに切り上げました。

ここまでで(1)~(3)が終わりました。
続いて上り勾配における地割れ対策です。(ここでは具体的には行いません)
Grass.csvを用いた上り勾配では下図のような地割れを起すことが知られています。
図5
地面の下に空が見えますね。これを直すのは実は簡単で、
地面ストラクチャにGrassRise.csvを用いることで解決します。
図6
しかし、これでも40‰を越す勾配では地割れを起してしまいます。
現在のJR線は全線が40‰以下の路線なので大体は心配無用ですが、
神鉄有馬線、南海高野線などの製作には問題があります。
また、GrassRise.csvでも地表の勾配を任意に変える事はできない
(Ground構文による地表は常に水平)ので、これらを解消するため
Ground構文は使わず、Rail構文で地面を設定します。
Rail構文では基本的に連続しているので、地割れを起す事はありません。

地面をRail構文で設定すると、
左右で土地利用が異なる箇所なども再現が容易になります。
図7
片側が平原で、別側が海岸線の場合なども可能です。

最後に地面ストラクチャの形状です。
その前に下の画像をご覧下さい。
図8
これは根室本線新得駅北側の踏切です。
自動車の通れる踏切ならどこも同じですが、
車長の長い車両でも通れるように線路付近での凸凹は極力抑えられています。
対して基本ストラクチャの踏切はスロープがきついように感じられます。
スロープを緩くすれば、線路に並行する道路との交差点などで
不都合が発生してしまいます。
また、住宅などの沿線ストラクチャを設置する際、
地表の高さが0mでないというのは意外と厄介なことです。
これらを解決するため、犬走りより遠方を高さ0.01mの地面、
犬走りは軌道中心に向かって下り勾配となるストラクチャを作ります。
図9
道床厚を考えると犬走りの傾斜が急ですが、
ススキやセイタカアワダチソウでも植えれば気にならないでしょう。

実は西武秩父線は山岳路線なので、このような形状の地面は
それ程必要でもないのですが、住宅地や田園地帯では結構使えます。

次回は架線柱を作ります。





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Last updated  March 17, 2009 11:56:46 PM
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