テーマ:電撃文庫!!!(429)
カテゴリ:日常生活
これは実に面白い!!
賛否両論。むしろ否定が多いが、私は大絶賛をしたい。 あえて言おう「傑作」であるかもしれないと。 別に死神や天使がエロトークをしようが関係ないんですよ。 何が素晴らしいって、狂ったカミナの思考。 言ってみればすべてが「言葉遊び」に過ぎない。 だがしかし、この小説を言葉遊びといえば、言葉遊びじゃないものが何処に存在するんだ。 すべてを言葉遊びであると言い切った小説こそこの「絶望系 閉じられた世界」だ。 最高じゃないですか。 あと、勘違いをしている人がかなり多くいると思いますが「絶望系」が意味するのは、この話が「絶望的な話」という意味ではありません。 それこそ、「絶望系」の話です。 「系」はシステムと訳すべきなのです。 「絶望系」は「絶望の系」であり、詰まるところ「この世」という程度の意味だと思います。 うーん、「系」の説明が難しい。 「絶望」という「システム」の話? うわー、思いっきりトートロジーだw この話にはニーチェの「永劫回帰」とかも出てくるし日常会話の端々に哲学的な会話が繰り広げられていたり結構読み応えがあると思うんですけどねぇ。 おそらく万人受けはしないでしょう。 というか、この作品が万人受けするような世の中なら正しくこの世界は「絶望系」にいるのではないかと思うw カミナのような思考を認める事が出来きこの本が面白いと思う私と、建御のような思考をもっておりカミナを否定する人とどちらがまともなのだろうか…… 建御のような思考をもっている人でこの本が面白いと思うのだろうか。 この本を大絶賛するような人がいたら「終の空」をやってみるのもおすすめします。 ではでは~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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