いま、Macminiが欲しい。いろいろ理由はある。
・WindowsではないOS、しかもデザインがとても洗練されたOSに触れてみたいから。
・OS Xのフォントがとってもきれいだから。それでWebブラウジングしたら気分もいいかも。
・iMovie、iPhoto、GarageBandなんかで、手軽にすごくセンスのいいDVDが作れそうだから(これが一番)。
しかし、気づいたけど、ここに「クリエイティブな何か」はまったくない。iPhotoでつくったムービーや、GarageBandでつくった曲を、自分の芸術だとは言いにくい。アップルがお膳立てしたテンプレートを選ぶだけなんだし。しかも、値段的にいって明らかに「大人の娯楽」だ。
むかしのMacって、プンプンと鼻につくぐらいクリエイティブな香りがしたのだ。
10年前、大学生だったころを思い出す。Macを持ってる人の家に数人でいって、わいわいやりながら、朝にはフリーペーパーの原稿ができている、とか。誰かがPhotoshopで遊んでいるうちにスゲー画像ができて一同大盛り上がり、とか。
そのころののMacのキラーアプリ3種の神器は、Photoshop、Illustrator、QuarkXPress(PageMaker)。それと写植メーカーの手によるフォント。考えてみれば、全部紙メディアだ。要はWebメディア全盛において、クリエイティブ領域のおけるMacの優位性が薄まってしまたのだろうか。
あ、そうだ。もう一つ。Hypercardの衝撃も忘れられない。あれは、Macを確実に道具たらしめていた。データベースとして、芸術家の表現舞台として、この世で一番簡単なプログラミング環境として。Hypercardがバンドルされなくなって、すごくがっかりしたなあ。
個人的には、コンピューターは、何か生産的なことに使われる道具であって欲しい。少なくとも、生産的に使われることに腐心した作りであって欲しい、と切に思う。
いまのMacには(もうかなり前から)それがない。